2008年05月22日 (木)

1/100 MG ガンダム Ver.2.0、今夏発売予定

国内最大級のホビーイベント、静岡ホビーショー2008が5月15日~18日の会期に渡って開催され、予告されていた「1/100 MG ガンダム Ver.2.0」が発表されました。価格は未定で、今夏発売予定です。

http://ga.sbcr.jp/mreport/009896/
http://ga.sbcr.jp/mreport/009932/

マスターグレードVer.2.0シリーズの真打ちとなる「1/100 MG ガンダム Ver.2.0」では、「原点に立ち返る」というキーコンセプトの元、設計段階から全面的な見直しが計られており、映像イメージをオリジナルとすることで、これを忠実に具現化しています。しかし、ナチュラルな造型の中にも、バンダイがこれまで培ってきた設計ノウハウや可動ギミックなど、最新のテクノロジーが惜しげも無く投入されており、ある側面ではPGすら凌駕する精密な作り込みが成されています。

初見ではかなりスマートな印象を抱く「1/100 MG ガンダム Ver.2.0」。従来のシャープで厳ついカトキスタイルではなく、安彦良和の描くガンダムを強く意識したスタイリングとなっており、柔和な顔の作りは勿論のこと、胸の張り出しも無くなっていて、その仕上がりは非常にスリムです。加えて、胸のダクトや靴の形状、或いは、全体的に控えられたモールドの彫り込みに見られる様に、アニメでお馴染みのディテールが素直に立体化されているので、これはいよいよオールドファンが待ち望んでいた「TVのスタイルに近しいMGガンダム」と言えるかもしれません。

個人的には今風のスタイリッシュなガンダムを想像していたので、良くも悪くも期待を裏切られた感はありますが、格好良いガンダムは行き着く所まで行ったので、バンダイとしても「1/100 MG ガンダム Ver.2.0」では原点回帰を目指そうということでしょうか。とはいえ、そこに古臭さを感じさせない辺りは流石で、これも先端技術を詰め込んだバンダイ脅威のパッケージ力があればこそ。また、クリアー成型モデルと比べるまでもなく、視点を落とす角度によって印象が変わる造型なので、動きを付けることで、シンプルにして飽きのこないユニークなキットとなるに違いありません。

バンダイによれば、「ジオン脅威のメカニズム編」として商品展開されているザクに対して、「1/100 MG ガンダム Ver.2.0」は、来るべき2010年のガンプラ30周年に向けて、V作戦のキックオフを示すアイテムとして発売されるとのこと。Gアーマーやガンタンクを始めとして、様々なバリエーションキットの展開も予定されているので、MSVの展望を見る上でも楽しみなキットとなりそうです。

リンク:
GA Graphic:第47回静岡ホビーショー

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