2008年05月26日 (月)

「Yahoo! 検索 サイトエクスプローラー」がリリース

Yahoo!の検索エンジンであるYST=Yahoo! Search Technologyにおいて、インデックス情報やバックリンク情報を調べたり、クロールのリクエストができる「Yahoo! 検索 サイトエクスプローラー」が公開されました。2005年11月に米国でリリースされたYahoo! Search Site Explorerの日本語版です。

やっとデタ。Yahoo!検索 サイトエクスプローラー公開

サイト管理者向けのコンソールである「Yahoo! 検索 サイトエクスプローラー」は、Googleでいう「Google ウェブマスターツール」に当たるもので、Yahoo! JAPAN IDを使って、以下のようなことが可能となります。

・URLやドメインを指定して、YSTのインデックスにあるウェブページを調べられます。
・YSTにインデックスされているウェブページの最終クロール日や言語判定結果の確認ができます。
・YSTに対してサイトマップ(URLフィード)を送信して、クロールのリクエストができます。
・ウェブページやサイトにリンクしているページを調べられます。
・トラッキング用のパラメーターのような、コンテンツに影響を与えないURL中のパラメータを非表示にしたり、パラメータに固定値を設定したりできます。
・広く認知してほしくない、検索結果からの誘導も望まないページや、インデックスされてしまったエラーページなどを、Yahoo!検索の結果で非表示にできます。
・リンクファームの一部とされ、検索結果でペナルティを受けないためのスパム報告ができます。

これら米国版と共通の基本情報の他に、日本語版独自の機能として、Yahoo!ブックマークの登録数や、Yahoo!ブログ検索からの言及数などを取り込むことが可能です。利用に当たっては、URLを申請後、本人であることを証明するために

・サーバ内に所定のファイルを置く

若しくは

・メタタグを書き加える

という作業が必要になります。

日本上陸までにはかなりの時間を要しましたが、2年以上も待たされただけあって、ストレスレスなレスポンスや見易さを意識したUIなど、各所に改良の跡が見られます。機能的にも優秀なので、SEO的な観点から見ても、YSTにおける柔軟な運用が可能となるでしょう。検索結果から少しでもサイトへの訪問者を誘導したいという場合にも役立つはずなので、サイト管理者は「Google ウェブマスターツール」と併せて是非とも活用したいサービスです。

時に、これまで「いぬリンク」以外からのアクセスに関してはGoogle頼みだった拙ブログですが、今年の2〜3月に掛けてGoogleの検索アルゴリズムに見直しがあったらしく、それまでコンスタントに300前後あったGoogleからの訪問者も、現在ではその大半を失ってしまいました。Googleの検索結果でトップ30に入っていたものは軒並み100〜200番台以降へと降格し、あれだけ相性が悪いと嘯いていたYahoo!とですら立場が逆転しています。O.Z.K.ではあまりSEOというものを突き詰めて考えたことはなかったのですが、それでも1日50アクセスにも満たない水準にまでに落ち込んでしまった訪問者が小手先に対策で回復するとは思えないので、こうなると、拙ブログの屋台骨もいよいよYahoo!へとシフトして行くことになるのでしょうか。となれば、これまで以上にYahoo!への最適化という話も頭の片隅で考えておく必要があるのかもしれません。

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