2008年07月13日 (日)

デビッド・クルサードがF1引退を発表

今年で37歳を迎えるグランプリ最年長ドライバーのデビッド・クルサードが、彼にとって最後となった母国イギリスGPで今シーズン限りでのF1引退を発表しました。今後は、現在所属しているレッドブル・レーシングのコンサルタントとして、マシン開発やテストに携わって行くとしています。

D.クルサード、母国グランプリを前にF1引退を発表

近年のF1において、最も成功した部類のドライバーに入るデビッド・クルサードは、およそ14年に渡るF1生活の中で13回の優勝を成し遂げていますが、ここ数年は不振に喘いでおり、最近では引退説が度々取り沙汰されていました。デビッド・クルサードは、アイルトン・セナの代役として、当時テストドライバーを務めていたウィリアムズ・ルノーから1994年第5戦スペインGPでF1デビューを果たし、翌年には第13戦ポルトガルGPで初優勝。1996年から2004年まで9年間在籍したマクラーレン・メルセデス時代には12回の優勝を飾り、2005年にはレッドブルがジャガーを買収して誕生した新チーム、レッドブル・レーシングに移籍しましたが、その間、ドライバーズタイトルを手にすることはありませんでした。

ウィリアムズやマクラーレンなどトップチームからの参戦歴が長いながらも、タイトルとは無縁だった彼のキャリア。しかし、常にNo.2としてデーモン・ヒルやミカ・ハッキネンをサポートする傍らで戦績は優秀、実際のところは無冠の帝王と言っても差し支えない実力派であったクルサード。F1の世界では名脇役であったベテランドライバーに対して敬意を表する一方、今回の引退表明を残念に思うと言うつもりはありません。ただ、アイルトン・セナの事故死を受けて、デビュー以来14年間F1を支え続けて来た男の決意はやはり重く、一寸なりとも寂しいものがあります。

それにしても、これまでの彼のF1でのキャリアを振り返ってみると、本当に息の長いドライバーであったことを実感させられます。ピットレーンではクールなキャラクターでも知られていたクルサードは、現役のF1ドライバーの中ではお手本となる存在で、ご意見番として振る舞いながらも時にやんちゃな素顔を覗かせるなど、晩節に至ってもなお印象的な存在であったと言えるでしょう。また、マシンの開発能力の高さにも定評があり、レッドブルが現在のポジションに居られる様になったのも、彼のチームへの貢献があったからこそだと思います。

セナが非業の死を遂げたことで空いたシートに座れた、ある意味ではラッキーなドライバーだったクルサードも、いぶし銀としての魅力が定着して久しく、気が付けば5位辺りを走っている老練なドライビングと、日本では何故かペヤングとも呼ばれていた四角い顔のキャラクターが、いちF1ファンとしても大好きだったF1界のナイスガイ。彼の引退を労いと感謝の拍手で送り出すと共に、残りのレースを存分に楽しんで貰えればと思います。

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