2008年08月08日 (金)

バンダイが新ブランド「ROBOT魂」を発表

バンダイは8月5日、バンダイ本社にてコレクターズ事業部による「新ブランドプレミアム発表会」を開催し、新ロボットフィギュアブランド「ROBOT魂(ロボットダマシイ)」を発表しました。

バンダイ新ブランド「ROBOT魂」発表! 00デザイナーや福井晴敏氏も来場
「技術の結晶」、バンダイが新ブランド「ROBOT魂」立ち上げ

「ROBOT魂」は、コレクターズ事業部によって展開される“塗装済み完成品可動モデル”。12センチというコレクタブルなサイズを基本とし、CAD設計と原型師による造型を組み合わせたハイブリッドモデリングと、様々な素材を組み合わせたハイブリッドマテリアルを駆使して、更に高いユーザーの満足度と幅広い顧客の拡充を目指すとしています。中でも、ハイブリッドマテリアルを標榜する部分では「硬・柔・滑」をキーワードとし、3種類のプラスチックを使用。“硬” 外装や武装には硬度の高いABS素材、“柔” ボディの芯となる部分には柔軟性の高いPVC素材を用いて重量感と耐久性を確保、“滑” 更に関節部には耐摩耗性に優れたPOM素材を用いて保持力と遊び易さを両立させています。

コレクターズ事業部は、ボーイズトイ事業部からハイターゲット向けのトイを専門とするコレクターズトイチームが独立して、バンダイ11番目の事業部としてこの春発足したばかり。「ROBOT魂」は、MIA!!やG.F.F.といったブランドを持つコレクターズ事業部の肝煎りの“スタンダード”として新生されます。

今年10月下旬には第1弾となる「No.0001 ROBOT魂(SIDE MS)ダブルオーガンダム」と「No.0002 ROBOT魂(SIDE MS)アリオスガンダム」を共に2,625円で発売。以降、ガンダムシリーズにとどまらず、「コードギアス 反逆のルルーシュ R2」「交響詩篇エウレカセブン」「マクロス フロンティア」といった幅広いコンテンツでのシリーズ展開が予定されており、2008年度中に20アイテム、2009年度には40アイテムをラインナップする計画です。

新規シリーズというよりはリニューアルに近く、MIA!!とIN ACTION!! OFF SHOOTを統合した後継シリーズといった位置付けのロボコン。リボルテックを意識しているのは間違いなく、近年台頭して来た小型可動フィギュア市場にバンダイが本腰を入れて参戦して来た格好です。リボルテックという化け物がいる中、MIA!!ブランドではどんなに出来が良くても下り坂なので、ライバルに追い付け追い越せを旗印に掲げるのであればロボコンの立ち上げは必至だった様に思えます。まんまなネーミングの善し悪しは判断し兼ねますが、コレクターズ事業部の商品を魂ブランドとして統一感を出して行きたいという狙いもあるのでしょう。

とはいえ、仕様的にも品質的にも見るべき所が無かったMIA!!に比べて、IAOは塗装も造形も押し並べてクオリティが高く評判も上々だったので、IAOの技術がそのままロボコンに流れるのであれば、更に格好良く、更に遊び易くなったMIA!!というだけでも期待感が煽られます。また、MIA!!では無理に値段を下げて爆死したアイテムが散見出来たことを考えると、“多少高くなっても塗装精度とクオリティは維持する”という姿勢でブランドコンセプトが統一されることは朗報でしょう。成型色、ABSを多用することでカッチリした仕上がりを実現しているIAOはそれだけでもリボルテックとの差別化が図られているので、後は品質をキープすることでライバルを突き放したいところです。

問題は、ノンスケール故のスケールのバラツキとラインナップ。特に、どの作品をシリーズ化するにしても、バンダイに有りがちな

主人公機をとりあえず出す→売り上げが悪いので打ち切り

というパターンは願い下げです。その点、リボルテックは先手を打って「主役機だけ出して終わりにはしません」旨を明言しているので、ブランドへのある程度の安心感というものがあります。一度手を付けた作品は、ファンがある程度納得するまでラインナップを揃えて貰いたい、それだけロボコンにはライバルのその心意気をも見習って欲しいものです。

一方で、客寄せに用いられている「硬・柔・滑」というキャッチフレーズは、これは新技術のアピールではなく、MIA!!よりも積極的にABSを使って行く、というコンセプトの表明に過ぎません。しかし、それだけに個人的には、ABSでシャープさを、PVCで重量感を……という構造は理想的なので、場合によっては乗り換えをも考えさせる程、ハイコンプロコレクターにとってもロボコンは魅力的に映ります。翻って、精密感が売りのハイコンプロとは若干方向性が異なるものの、価格帯やラインナップ的には、MIA!!以上にハイコンプロを脅かす存在となるかもしれないロボコン。このシリーズがどれだけ市場に食い込んで行けるのか、どんな素晴らしい商品を提供してくれるのか、久々に楽しみなブランドが出て来ました。ハイコンプロもこれに呑まれない様、頑張って貰いたいものです。

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