2008年11月26日 (水)

ブログが見られなくなるブログパーツの恐怖

O.Z.K.では、ブログのエントリを収集して自動的にザッピングする受動系ソーシャルブックマーキングサービス【thatsping(ザッピング)】を利用していましたが、運営会社ブログウォッチャーの社長ブログによると、同サービスは10月下旬に旧ドメイン(thatsping.com)を失効しており、復旧が困難であった為、急遽、新ドメイン(thatsping.jp)に移行していたとのこと。

http://www.blogwatcher.co.jp/hano/2008/10/thatsping.html

この間に、旧ドメインが別の業者に取得され、ブログパーツのスクリプトが差し替えられた為、O.Z.K.を含め、【thatsping】のブログパーツを埋め込んでいたサイトが、全く別のサイトに強制的に転送されるという事態が発生していた模様です。とりあえず、該当の古いドメインのタグを外すか、新しいドメインのタグを取得し貼り直すことで問題は解消されますが、ご心配をお掛けしました。

Webサービスを提供する企業にとってドメイン失効は失態であり、利用者にとっても傍迷惑な話ではありますが、無料サービスである以上、ある程度は利用者の自己責任が問われる部分があり、過度に運営会社の責任を追及することは出来ません。ただ、メールアドレス登録不要という手軽さを売りとしたサービスで、また、ブログパーツに起因するトラブルである以上、これは本来、広く周知を徹底しなければ気付かないユーザーが多いと思われる問題であり、現に、ドメイン失効に気付かずにスクリプトを埋め込んでいたサイトは、そのまま海外のサイトに飛ばされるという実被害が発生しています。

人為的なミスを責め立てても仕方がないのでドメインの失効はやむを得ないにしても、その後、迅速に移行告知をしなかったブログウォッチャーの対応は最悪です。ブログウォッチャーでは、当初これを社長ブログで公開するに留めており、後日掲載された本社のサイトでも、「ニュース/トピックス」セクションの1項目に埋没させていました。商用サイトなどは物理的にも大きな損害を被っていると思われる中で、善意のユーザーを最悪の事態に巻き込んでおきながら、この件に関して現時点までにブログウォッチャーから公式の謝罪はなく、ユーザーの心証を考慮しているとは思えません。

今回の一件では、運営会社の事後処理の不味さが指摘出来る一方、ユーザー登録不要の簡便さが仇となった印象ですが、より悪質なスクリプトに差し替えられる可能性があったことを考えると、不用意にJavaScriptをサイトに貼り付けることの危険性を実感させられる“事件”でもありました。そして、こういうことがあると、例えそれが見込みのあるサービスでも、流石にまた利用する気にはなれないものです。

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