2009年10月07日 (水)

「Call of Duty: Modern Warfare 2」12月10日発売

またぞろゲームネタ続きで恐縮なんですが、MW2だけはね、発売までに一度は取り上げないといけないんでね、まぁいい加減そろそろゲームネタも尽きると思うんで、今回ばかりは大目に見て下さいね。


ということで、Infinity Wardの期待作「Call of Duty: Modern Warfare 2」の日本版が12月10日に発売されることが決定しました。価格は7,980円。CoD4同様、北米リリースからおよそ1ヶ月遅れのローカライズで、トレーラーを見る限りでは恐らく字幕スーパー版で確定。昨今、迷走著しいスクウェア・エニックスにしては恐ろしく空気を読んでおり、良い仕事ぶりです。

Amazon.co.jp:コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2

CoDシリーズ6作目にして最新作のMW2は、全世界で1,400万本を販売し、“世界で最も売れたFPS”の称号を戴くCoD4の続編。英米の混成部隊を中心に構成されるタスクフォース141の隊員となり、国際的なテロリスト・マカロフを追跡するシングルプレイヤーモード、オンライン上の仲間達と対戦が可能なマルチプレイヤーモード、2人で協力してミッションに挑むスペシャル・オプスモードなど、様々なゲームモードを収録しています。PC / PS3 / Xbox 360版の開発は、CoD1 / 2 / 4を手掛けたInfinity Wardが担当。当初、本作は「CoDフランチャイズの新作ではなく、前作CoD4の直接的な続編であることをユーザーに明確に伝えたかった」として、タイトルから「Call of Duty」の文字が外されていましたが、調査会社によるリサーチで認知度が大幅に低下したことから、Activisionの意向もあって、急遽、CoDのマトリクスを復活させた経緯があります。

グラフィック / サウンドの概要

MW2では、描画にCoD4と同じQuake 3系のオリジナル・エンジン、IW 4.0 engineを使用しながら、新たにテクスチャストリーミング機能を実装しました。PS3 / Xbox 360版の解像度はCoD4と同じ600p(1,024×600ピクセル)で、AA×2、60fpsの基本仕様を踏襲しています。

マルチではカプコンのMT Framework 2.0が登場し、専用タイトルでは、Killzone 2、Uncharted 2、God of War 3など、コンソール最高峰を謳われる映像表現が市場に投入され始めている昨今では、MW2のグラフィックはスタンダードな水準であり、取り立てて高品質な訳ではありません。ただ、FPSにあっては特筆すべき秒間60フレームを維持しており、かつディテールに拘った表現の手法が極めて巧妙である為、実際のプレイ感覚では600pだからといって特段見劣りする部分は無いと思われます。

また、今回の劇伴音楽は、数々の著名なハリウッド映画を手掛けたことでも知られる巨匠ハンス・ジマーが担当しています。

ゲームモードの概要

シングルプレイ / キャンペーンモードの物語は、前作CoD4からの続きとなり、CoD4の主人公“Soap”がプレイヤーの上官として登場する他、“Zakhaev”のかつての部下“Makarov”が世界的なテロリズムの新たな顔となります。物語自体は一本道ですが、前作で不評だった“無限湧き”を廃止し、プレイヤーのアプローチに対してAIがより高度なリアクションを取る“ダイナミックAI”を導入。敵兵士は従来よりも深くマップを理解して行動を決定するので、プレイヤーはより慎重な戦略を立てる必要に迫られますが、これによりゲームプレイはより開かれたものになり、前作の様にゴリ押しで戦線を押し上げる必要がなく、例えば、プレイヤーが望めばステルス・アプローチを取ることも可能になりました。

また、新たなモードとして、CoD4の“Mile High Club”の様なミッションを集めた“Special Ops”モードが追加されています。キャンペーンのステージを中心に構成される“Special Ops”は、完全に独立したモードとなっており、ボリュームはキャンペーンと同等。実績&トロフィーやカスタマイズなどスタンドアローンなアンロック要素が存在し、ソロ・プレイは勿論のこと、最大2人での画面分割 / オンラインCo-opにも対応しています。

一方、目玉となるマルチプレイモードは、

  • Proステージへのアップグレードが可能となった新Perk
  • カスタマイズが可能となったKill Streaks
  • プレイヤー間のバランスを調整する為の救済処置として実装されるDeath Streaks
  • Secondary Weaponsの改善
  • Attachmentsの強化
  • 多くのオプションが追加されたSpecial Grenades and Equipment
  • プライマルウェポンの代わりに装備することが可能なRiot Shields
  • 新しいCallsignsの導入

など、様々な新要素が搭載されることで、前作以上にバラエティに富んだ戦闘が繰り広げられる様になりました。また、回線に問題が発生した場合でも、グループ毎にシームレスにホスト移動を行うことが出来るネットワーク・システムなど、通信・接続に関しても幾つかのアップデートが確認できる他、オンラインモードでは、スポーン・ポイントやマップへの変更などを大規模なパッチの配信をせず実行することが可能な“Live-Patch”システムが採用されています。

発売後には、DLCとして追加のマップパック配信を予定しており、CoD4をプレイしたユーザー向けには“ご褒美”程度のアンロック要素も検討しているとのこと。なお、対戦内容はスピーディに展開する歩兵戦に特化したCoD4のコンセプトを引き継いでおり、移動手段としての乗り物は登場しません。

雑感

FPSは基本的に対戦ありきですが、CoDシリーズはキャンペーンの完成度がとても高いのが特徴。スクリプト駆動のイベントは時に理不尽な難易度をもたらしますが、状況が二転三転するダイナミックな演出は本作でも健在です。戦争へのアイロニーやアンチテーゼといったものを丁寧に描いているCoDシリーズですが、現代戦を舞台にしたCoD4の直系に当たるMW2ではどんな戦場を見せてくれるのか、時として映画をも超えるリアリティを提供するドラマチックなインタラクティブ体験にも期待が膨らみます。

一方、物理演算が更にパワーアップしたビジュアルは、よりカジュアルに、より賑やかに装飾され、色彩も豊かになりました。非常に標準的な武器ばかりを揃え、荒涼とした風景の中でオーソドックスな戦争感を演出していたCoD4に比べて、MW2はよりSFチックになった印象です。細かいギミックをしっかり盛り込みながらも、全体的にはお祭り感に溢れる趣向が施されているので、好みは分かれるかもしれません。同時に、シックな戦闘がウリだったCoD4のあくまでも“拡張版”といったイメージで語られていたマルチプレイヤーも、実際にはかなりの変化があることが明らかになっています。

新パークやキルストリークを始めとしたカスタマイズ項目は、ちょっと過剰に特盛り過ぎじゃないかというくらい多岐に渡って増加しており、インフレ傾向にあることは否めません。まあ、後からパッチで幾らでも調整出来る部分ではあるので、楽観視することも吝かではありませんが、反面、マッチング・システムの改善には期待出来ないので、マップのバランスによって戦力が拮抗すればカオスに、少しでも偏れば一方的な蹂躙試合になる可能性があります。新要素てんこ盛りでボリュームアップはしたものの、ゲーム性が破綻して面白さが半減するという現象は、成功したシリーズ物に有りがちな落とし穴であり、例えば、モンスターハンターでいう初代やGがCoD4に当て嵌まるとすれば、それに対する2になりはしないかと、若干、不安を覚えるところではあります。

しかし、マルチプレイヤーのプレイフィールは基本的に前作と似通っており、正統進化と呼べるもの。グラフィックの向上に加え、全ての要素に満遍なく磨きが掛かっていると評価されたマルチプレイヤーハンズオンは記憶に新しいところです。

世界中から期待されているMW2だけに、Infinity Wardに伸し掛かる「失敗出来ない」というプレッシャーの荷重は想像に難くありません。それだけに、彼らをして「CoD4の強烈な魅力を損なうことなく、全てを最新のものにした」と胸を張る本作を楽しみにしない訳には行きません。膨大な追加要素をバランス良く配置し、前作からの正統進化を果たしながら大きくパワーアップしたMW2は、ミリタリーシューティングファンならずとも、ゲーマーであれば是非ともプレイしておきたいタイトル。今季最大のブロックバスターの登場まで、カウントダウンも残すところあと僅かです。

リンク:コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2

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