2010年01月25日 (月)

液晶ディスプレイを更新しました - RDT231WM-X

最初に前置きしておくと、I-O DATA LCD-MF221XGBRに何か特別大きな不満があった訳ではありません。HDMIデビューから僅かに5ヶ月、しかし、この間、PS3をフル活用したHD体験を経て見えて来たものもあり、同時に、優柔不断を地で行く自分のこと、エントリー環境に慣れ切ったことで心変わりした部分もあります。

主な動機は二つ。Call of Duty: Modern Warfare 2の為に、画質的にもサイズ的にも一回り上のグレードを高望みしたかったこと、そして、torne(トルネ)を見越しつつ、PS3をより良い環境で楽しむ為にも、ディスプレイには最大限のコストを掛けたかったこと。勿論、我が家の経済状況では高見を目指すにも限界はありますが、いざ飛び降りるのであれば家計の誤摩化しが利く今しかないということで、思い切って奮発しました。私にとってはスペシャルな存在となり得るRDT231WM-X、恐らくは今年最大の贅沢になると思います。

ということで、新年のゲーム環境最適化計画第3弾はディスプレイ編です。

Amazon.co.jp:RDT231WM-X(BK)

超解像技術ギガクリア・エンジンによる解像感のある精細な映像表示と、広視野角のIPS液晶パネルによる色変化の少ない鮮明な階調表現が特徴の23型ワイド液晶ディスプレイRDT231WM-X(ノングレア)。IPS液晶パネルでありながらオーバードライブチェンジャーにより3.8ms(GTS)という高速応答を実現するマルチメディアモデルで、コストパフォーマンスに優れた三菱電機の人気製品です。

ゲームを含めた最新のフルHDトレンドに対応し、マルチメディア用途に最適化されたスペックは、PS3との組み合わせにおいても抜群の威力を発揮。残像感、色ムラ、バックライト漏れなど、視覚的に気になる部分はほぼ皆無といってよく、動画コンテンツが極めて快適に楽しめます。視野角が広く、斜め前から見ても上下左右の階調変化が少ないスマートな映像表示は、画像の鮮やかさを演出するだけでなく、眼精疲労の軽減にも効果的なので、TN液晶パネルからの乗り換えであれば、費用対効果の圧倒的なメリットを実感出来ると思います。

とにかく、画質は文句無しに素晴らしい。超解像設定は単純にアンシャープマスクを掛けた様な映像ですが、ダイナミックコントラストがなかなかの優等生ぶりで、TVモードではちょっと過剰なくらい色彩が濃く、メリハリの効いた、彫りの深いリッチな絵作りになります。音質面でも、サラウンドブースターが意外と様になっていて、SONY MDR-CD2000における音響効果は思いの外印象的です。反面、ベースやフレームの作りにはさほどコストが掛かっていないので、ガワの質感はそれなり。また、画面の表示切り替えや入出力端子の取り回し、オート電源といった機能性では、LCD-MF221XGBRにやや分があるかもしれません。

ただまあ、「こんな色が使われていたのか」とか、「こんなディテールが作り込まれていたのか」といった具合に様々な気付きを与えてくれるので、解像感にしても鮮明感にしても、これまでとはまるで違う世界のモノを見ている様で、パネル一枚で映像表現の質がここまで変わることに軽くショックを受けています。揶揄する訳ではありませんが、それこそLCD-MF221XGBRとは一体何だったのか。グレアパネルに執着していたことが滑稽に思えるほど、RDT231WM-X以前と以後とでは価値観が違って見えます。

多少大袈裟に言って、廉価モデルからの買い替えであれば、HDMIデビューに匹敵するほどの感動を与えてくれること請け合いのRDT231WM-Xは、ミドルクラスのゲーム用フルHDモニタとしてはこれ以上無い逸品だと思います。長期保証付きの高品質な国産“MITSUBISHI”印の液晶ディスプレイが、40,000円ちょっとで買える……良い時代になったものです。教訓、モニタにはお金を掛けましょう。

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