2010年12月12日 (日)

Summary of 2010 - 祝100万アクセス御礼

さて、今年もそろそろ通年の総括に入る時期でございます。私にとって今年最大の出来事は、2005年1月9日付で開設したこのブログが、運営6年目にして遂に通算100万アクセスを達成したこと。当ブログ設置のアクセスカウンターについては

アクセスカウンターについて:
ブログ開設初期に数回リセットされていますが、
その都度累計を上積みしているので、数字そのものは
2005年1月9日からの累計アクセス数と解釈して頂いて差し支えありません。
IPチェックによる二重カウント防止機能が設定されているので、
ページビューより細かい粒度で更新されています。
その値はやや閾値の低いビジットとご理解下さい。

と案内している通り、累計アクセス数の大凡の目安としては、ページビューとビジットの大体中間辺りの数字に落ち着いていると考えて良いと思いますが、まあ、ある意味これで肩の荷が一つ降りたかな、といったところです。

ということで、2010年11月22日(月)をもって、O.Z.K.は開設以来の悲願であり、我が凡百のウェブ人生最大の目標であった100万アクセスを達成しました。これも一重に日頃から当ブログを贔屓して下さっている皆様のお陰。感謝申し上げます。

そして、これは当ブログ最大の功労者であるいぬリンクの力添えが無ければ成し得なかったことです。O.Z.K.は基本的に外界への広がりを持たないブログなので、場末のチラシの裏として自由気ままに運用できる反面、それはまるでエアポケットの様でもあります。開設一年目にはRank5を獲得していたPageRankも、.Mac→ロリポップ→さくらとサーバーを移転する度に下がり続けたスコアは、今や気持ち程度に与えられたRank2という数字に縋るよりなく、上昇する気配さえ見せない各種のサイト評価を維持するのが精一杯。同時に、最盛期には1,000ヒット/Day近くあった検索サービスからの訪問客も、今や1/5規模とすっかり落ち込みました。エントリ傾向が拙速から巧遅にシフトしつつある中で、緩やかな下り坂を進むしかないというのも、ブログへの集客を糧としているアクセス乞食としては辛いものがあります。

しかし、アンテナからオンライン・ブックマーク、RSS、SNS、Twitterと、時代がソーシャル・サービスへと移り変わる中にあって、いぬリンクからのアクセス数だけは不動。嫌らしい話が、この6年間、私にとって「Macコミュニティ最大の個人アンテナ」という老舗の威光が揺らいだことはありません。

というのも、自身で唯一のライフワークを標榜するブログ運営ですが、そこはやはり日々のレスポンスがエネルギーとなりモチベーションとなります。それはアクセスでありコメントでありトラックバックであり、「どこかで誰かが読んでくれている」という確かな手応えが力となる訳ですね。

例えば、ウェブで情報を発信する立場にいる人は、誰もが少なからず自尊心やプライドを持ち、承認されたいという欲求を抱えていると思うんですよ。でも、現状のインターネットは玉石混淆で、むしろソーシャル・ゴシップ・ウェブという括りでは石ばかりがクローズアップされてしまって、残念ながら玉の部分を掬い切れていない。機械的に公平なインデックスという意味では、やはりGoogleが最も理想とする建前に近いと思いますが、それでも、アクセスが伸びない、思う様な反応が得られない、といった諸々の理由でモチベーションが続かず、良質なブログがマイナー故にウェブの荒波に呑まれて行く様を数多く目撃して来ました。限られたアルファ層が日々膨大なページビューを吸い上げている傍らで、小粒だが味は確かなブログが明日を待たずに潰れて行く。その世知辛さに歯痒さを覚えることもあり、釈然としない気持ちを抱えながら、翻って物思いに耽ることもある訳です。

その点、どういう訳か自分は大きなアンテナに拾われているお陰で、ブログを更新すれば確かなリアクションが返って来る、即ちインセンティブを得る機会に恵まれている。日々、切磋琢磨する原動力の支えに恵まれていること、これは幸せなことです。

思えば、リンクしたしないの何気ないメールでのコンタクトから、いつの間にか当ブログを拾って頂いたのが成功への始まり。そりゃね、私にしたって矜持が無いと言ったら嘘になりますよ。でも、同じアンテナに捕捉されている錚々たる面子に比べれば、O.Z.K.なんて明らかに普通のブログじゃないですか!(笑)そんなブログを今でも親アンテナの一角に置いてくれているいぬには感謝の言葉もありません。きっとね、これから先、ウェブの歴史はますます加速して行くと思うんですが、個人的な希望で言えば、いぬリンクにはこの先5年でも10年でも、いつまでも変わらない「いぬリンク」であって欲しいです。

して、100万アクセスというのは我ながら大層な目標でしたが、これで一つの山場を迎えたのは確か。ある意味では、ブログという、私という看板を宣伝するフェーズは終わった、ということです。あとは、ただひたすらにパフォーマンスとコンテンツを磨いて行くだけ。未だに「自分の庭」という価値観に執着している私にとっては、ウェブにおけるramhorn05jというアイデンティティの、まさに担保となるのがこのブログ。中身は平凡でも、気持ちだけは一端のブログっ子として、そして行く行くは独り立ち出来る一人前のブロガーとして、ますます精進して行きますよ。

ARCHIVES

  • Browse All Archives [1745] »

RECENT ENTRIES