2011年11月01日 (火)

Dyson Hot + Cool ファンヒーター AM04

昨冬は、20年来の付き合いであるエアコンが壊れてひもじい冬を過ごしたので、今年はどうしようかと頭を抱えていたのですが、修理・交換という選択肢は先延ばしにしたかったので、有り体のもので適当な暖房器具を物色していたところ、丁度良いタイミングでダイソンの新製品が発売されたので、家族を代表して人柱として購入してみました。

より早く、お部屋を均一に暖めます。

Dyson Hot + Cool ファンヒーターは、AirMultiplier (エアマルチプライアー) テクノロジーと正確な温度コントロールで、遠くまで暖気を届け、すばやく部屋を暖めます。また、回転する羽根や露出した発熱体が無いため、お手入れが簡単です。さらに転倒時自動停止機能を搭載しており、安全へも配慮されています。

http://www.dyson.co.jp/fans/heaters.asp

見本写真を見る限りでは、ホワイト/シルバーは胴体部分が光沢仕上げ?っぽくテカテカだったのと、部屋にモノトーン系の家具・家電が多いこともあって、カラーはアイアン/サテンブルーをチョイス。やはり、この品のあるグレーと鈍く輝く艶消しメタリックブルーがAirMultiplierの代名詞という気がします。

Amazon.co.jp:Dyson Hot + Cool AM04

四捨五入して6万円と聞くと他にも性能の良い暖房器具は多いので、例えば、そこにオイルヒーターのような物量感はありませんが、軽量で取り回しが利く割に作り自体はしっかりしていると思います。デザインは、実物を眼前にするとよりスタイリッシュな印象なので、インテリアとしての満足度は高いです。

実際の使用感としては、確かに、風量の割に騒音レベルは高め(つまり五月蝿い。最小〜中程度の風量でも、部屋が狭いほど気になると思います)。また、素直に輪の範囲内でしか風が飛ばないので、首振りによる撹拌は必須かも。その分、まるで外気を取り込んでいるかのような自然で豊かな風量を感じることが出来ます。開口部付近よりも、むしろ本体から一定の距離を置いた場所の方が風当たりが強いというのは不思議な感覚です。

ただ、涼風の場合は、文字通り涼しく感じる程度で「冷える」という感覚はあまりないので、夏場に単体で冷房代わりに稼働させることは難しいと思います。また、構造上仕方ないのかもしれませんが(或いは、設置場所によっても変わって来るのかもしれませんが)、内蔵の温度計はかなりプアで、温風の場合は、実際の室温よりも相当高めの設定温度にしないと作動しません。

冷暖房器具としてはなかなか癖のある製品といった感じですが、例えば、部屋の四隅に配置してスペース全体に撹拌を行えば、小型の筐体に見合わぬ充分な性能を発揮できるのではないでしょうか。逆に、意外と「足元に置いて手足を暖める」といった小回りの利く局所的な用途には向かないと思います(決して「暖まらない」という訳ではありませんが、かといってハロゲンのような火力がある訳でもないので、拙宅での需要としては難しいところ)。

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