2012年03月12日 (月)

Pt|ToHeart2 DX PLUS

恋愛ゲーム、美少女ゲームを称してギャルゲーとするならば、生涯初の本格的なギャルゲー体験となるWHITE ALBUM-綴られる冬の想い出-はなかなか乙な経験だったので、引き続きアクアプラスを指名買い。時系列的にはACVと前後して、無事プラチナ・トロフィーをゲットしています。

さて、指名買いと言うからには特定のメーカーへの信頼がある訳ですが、直接のきっかけとしては、流通在庫がダブ付いていたお陰で、行きつけの店舗ことAmazon.co.jpでも割引特価だったことが大きい。厳密には「アクアプラスを指名買い→バーゲンセールでラッキー」ではなく、「ワゴン価格→まあアクアプラスなら失敗は無いよね」という流れ。あれ?なんかさっきと言っていることが(略。あとは、“気付くと新しいフィギュアが出ている”ことでも有名な噂のタマ姉にも興味を引かれたのが主な動機か。

そんなこんなでToHeart2です。本作のウリは、一にも二にもキャラクターの魅力に尽きると思います。加えて圧倒的なボリューム。裏を返せば、シナリオの巧妙さで引き込むタイプのゲームではありません。

しかし、ギャルゲー自体には抵抗感が無くなっている反面、ことToHeart2に限れば、ボリュームがあると言えば聞こえはいいですが、単純にキャラクター数(攻略ルート)が多いこと、また、冗長なシナリオが散見されることから、実際にはかなり面倒で、長時間拘束されることから疲弊したというのが一つ。WHITE ALBUMのような分岐セーブでの効率化はあまり有用ではなく、既読スキップにも時間が掛かる為、真面目にプレイすると素直に物量を受け止める以外ないので、恐らく累計プレイ時間は75時間を下らなかったと推測。WHITE ALBUMは確か20〜30時間、せいぜい50時間程度でコンプリート出来たと記憶していますが、ToHeart2は下手すると100時間くらい掛かるんじゃないでしょうか。

加えて、前述の通りシナリオにバラツキが多く、学園ものということで、愛佳、由真など等身大のラブコメディが楽しめるキャラクターは最大限その恩恵に与る一方、悪名高いささらを筆頭に、奇を衒った設定や明後日の展開で割を食っている不憫なキャラクターも多いので、個々の人物には愛着を覚えるものの、全体としてはなかなか扱いが難しいところがあります。

結論としては、非常によく出来た女の子のチャームを、ヘタレな主人公の性格と散漫なシナリオがぶち壊している場面がまま見られたのが玉に瑕ではありますが、ただまあそれでも、「ToHeart2 DX PLUS」をトロフィーコレクションに加えることを後悔しない程度には納得感のある作品です(満足感とはちょっと違う)。Another Daysだけ異様にエロ度数が高く(ToHeart2本編はオリジナルがPS2、Another Daysはオリジナルがエロゲー)けしからん!というところも含めて、やっぱりタマ姉は“僕らのタマ姉”だなぁということと、相変わらずBGMが上質<“フレンチキス”が名曲過ぎる>。メジャー志向のしっかりした作りと安定したクオリティ、WHITE ALBUMとToHeart2の2本を通して、個人的にアクアプラスへのブランド意識はより強固なものになっています。

なんだったらタマ姉に……いや、ここはいいんちょに……いやいや、いっそシルシルに恋しちゃってもいいんじゃないかな。ToHeart2は息抜きがてらに軽い気持ちでダラダラと遊ぶのが正解です。クリア後でも、ふと思い出した時に、たまに引っ張り出して遊びたくなる、爽やかで中毒性の高いギャルゲーだと思います。逆に、こん詰めたプレイで一足飛びにトロフィーコンプを狙うのであればあまりオススメしません。それが即ち「満足感とはちょっと違う」ということになってしまいますからね、それじゃあ勿体無い。

トロフィーカードステータス

レベル:14(98%)

プラチナ:25
ゴールド:99
シルバー:315
ブロンズ:1134

トロフィー数:1573

タイトル 獲得率 (%)
【NEW】ARMORED CORE V ↑100
【NEW】ToHeart2 DX PLUS ↑100

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