Western Digital My Passport Studio 1TB
Posted by ramhorn05j
近い将来のMac本体の買い替えも見据え、MacBook Proに備え付けの各種外付けドライブを刷新しました。今回チョイスしたのは、高いCDリッピング能力を買ったパイオニア BD/DVD/CDライター BDR-XD04Jと、FireWire 800 / USB 2.0のデュアルインターフェースに対応するWestern Digital My Passport Studio 1TB WDBK8A0010BBK-JESN。
事の発端は、MacBook Pro内蔵のSuperDriveがDVDをまともに読み込まなくなったこと。久しくVMware FusionにWindows 7をインストールすることさえ出来ていなかったので、まずはこれを外付けドライブに置き換えたかった、というのが始めにありき。
実際に需要を見積もると、映像ソフト関係はPS3で賄っているので半ばどうでもよく、最も使用頻度が高いのがオーディオCDの取り込みになるのですが、ピックアップ性能やエラー訂正、セーフバッファなど、従来のCRW3200IX-VKを踏まえてある程度のリッピング能力は要求したいものの、最近はとにかく電源がごちゃごちゃとするのが鬱陶しく、煩わしいケーブル回りを解消したかったので、バスパワー駆動に対応するポータブル製品であることを最優先事項にしました。
光学式ドライブのバスパワー駆動というのは、MacBook Airなど特定の製品で動作保証されているもの以外はデュアルUSBケーブルで給電するものが大半なので、そうなるとMacBook ProのUSBポートは占有状態とならざるを得ず、空いているのは自ずとFireWire 800だけになります。Amazon.co.jpをざっと見る限りでは、FireWire 800のバスパワー駆動に対応しためぼしいポータブルHDDと言えばMy Passport Studioくらいしかなかったので、{ バスパワー ×（ 外付けストレージ − 外付け光学式ドライブ ）} と順番にパズルのピースを嵌めて行った結果、それぞれが消去法の一択ということになります。
さて、世界的なハードディスクドライブ製造企業であり、世界販売台数No.1を誇るWestern Digitalは、拙環境にとっては初物となる舶来ブランドです。しかし、ことMy Passport Studioに限れば、まず値段に見合った出で立ちであったというのが素直な驚き。これまでは、18,000円近くもする割と値段が張った製品でも、質感に付加価値があったものというのは記憶にないので、その点、My Passport Studioは梱包からケーブルに至るまで、ちょっとした高級感に溢れているのが特徴的。そして、ズッシリと重量感のあるアルミボディの筐体は、傷に強く堅牢。更には、WD Security（パスワード保護設定機能、データ暗号化機能）、WD Drive Utility（ディスク診断機能、省エネ設定機能）を搭載し、安心の3年保証とサポートも抜かり無し。高性能・超高速Mac対応ストレージを名乗るだけのことはあります。
肝心のHDD本体の品質については、（評判は評判として）これから酷使してみないことには何とも言えませんが、スタイリッシュなデザインと実用性を両立しているパッケージは、これほど所有欲を満たしてくれるポータブルHDDも無いだろう、という意味では異色です。まあ、外付けストレージに物質的愛着を覚えてもどうかとは思いますが、それほどMac周辺機器としてのキャラ立て、大袈裟に言えばおもてなしの演出がしっかりしているということでしょう。とにかく全てがカッチリしている本製品、動作音だけはちょっと五月蝿いですが、耐久性、防振性、長期的な信頼性の観点から高い開発基準を設けていることを喧伝するWD品質が飾りではないことを期待したいです。
