2014年05月07日 (水)

Pt|ライトニングリターンズ FFXIII

相変わらず人を苛つかせることに関しては右に出る者がいない近年のスクエニに対する呪詛の念は一先ず置いておいて、ライトニングリターンズおもろい。

Image:LIGHTNING RETURNS FINAL FANTASY XIII

元々、個人的にはFF13をクソゲーとは断固として思っていませんし、ライトニングさん大好きっ子であることも公言しているので、FABULA NOVA CRYSTALLISサーガとしての物語をそのまま素直に完結してくれれば自ずと文句はないのですが、まあ、そう思えばこそ今作の情報が公開され始めて間もない頃は、単騎ライトニング仕様に刷新されたゲームデザインに苦言を呈してもいました。実際のところ、内容としてはこれはこれでなかなか良く出来ています。

例えば、パフォーマンスが劣化して少々野暮ったくなったUI・UX然り、行き過ぎたファンサービスなのか、将又、リソースの節約なのか、FF13 / FF13-2において印象的だったBGMの数々を、あまり情緒のない使い回しで無闇矢鱈と乱用するせいで、フィールドの踏破にやもすれば散漫なフィードバックを与えるなど、細かい不満がない訳ではありませんが、概ねFF13シリーズファンには堪らない良質な同人ゲー、キャラゲーとなっています。

生真面目な性格をして、時に味わい深い振る舞いで見る者を困惑させる天然ライトニングさんのシュールさ(食べちゃうにゃん)、ある種の愛嬌あるキャラクターはより一層掘り下げられ(無愛想系女神)、ますますフェティッシュでお美しい。また、FF13は当初"ストーリードリブン"を謳っていたこともあって、ともすれば難解な足場と共に深淵なる世界観を湛えていますが、エトロ神話、クリスタル神話の堂々たる完結と共に、FF13 / FF13-2の足跡を辿ってきたプレイヤーの苦労がようやく報われる結末となっています。

他方、FF13シリーズは、どちらかと言えば往年のヴァルキリープロファイルのようなシステマチックで精密に噛み合ったアクション・ギミックと高度に戦略的なATB、加えてストレートなリニアゲームの融合が特徴的なレベルデザインでしたが、今作は「強くてニューゲーム」の実装を筆頭に、ちょっとしたカスタマイズ要素と改造・成長要素を盛り込むことによって、やり込みの強度が極まった感があります。

ちなみに、私の場合は1周目をイージーで開始し、初周からサイドクエスト、祈りのキャンパスをも含めた全クエストの制覇を目指しましたが、序盤からコツコツとミッションを消化していたことと、積極的にエネミーの絶滅を狙っていたこともあって、割と早い段階からアパンダΩのドロップアイテム「豪刀マッスルチョッパー」を入手していました。その為、7日目には基本ルートにおける本作最強、最難関のボスであるアイロネートの撃破に成功し、同時に14日目を解放出来たこともあって(お陰で「終極の冥宮」に残った"ラストワン"はメイオベントスのみ)、気持ち的にはかなり余裕を持ってプレイできました。

とにかく楽しく周回できることもあり、久々に「じっくり取り組む」という性分に訴求するスルメゲーなので、プラチナ・トロフィーまでは最短1周半(恐らく効率次第では50時間を切ることも可能)で到達できるものの、その都度最適なルートを熟慮しつつ、寄り道と探索にたっぷりと熱量を注いだ結果、この時点での累計プレイ時間は80時間を超える計算に。しかし、今作に限って言えばトロフィーコンプリートはやり込みの通過点であり、それ以降もまだまだ遊べる余地があるのがライトニングさんの白眉なので、何度も何度も周回を重ね、繰り返しプレイすることでのライフサイクルの長さを実現している点が魅力です。長く大切に遊べるだけでなく、それこそハードモードのラスボス+などは尋常でない難易度なので、腕に自信のあるプレイヤーにも歯応えがあるのではないでしょうか。

トロフィーカードステータス

レベル:20(56%)

プラチナ:53
ゴールド:254
シルバー:672
ブロンズ:2128

トロフィー数:3107

タイトル 獲得率 (%)
【NEW】LIGHTNING RETURNS FINAL FANTASY XIII ↑100

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