2014年05月20日 (火)

ラブライブ!2期の逡巡

現実世界では、既にさいたまスーパーアリーナ(SSA)で2万人を動員するほどの巨大なアイドルグループとなっているμ's。下積み時代の苦労や、共に励み、困難を乗り越えてきたメンバーの人柄、メディアを取り巻く人々の絆、そういったものに普遍的なコンテキストを見出し、共感しているいちラブライバーとしては感慨も一入。

今春から満を持して始まったTVアニメ2期も、第1話では一瞬どうなることかと思ったものの、前期では手が回らなかった個々のキャラクターの掘り下げや、世界観に厚みを増すことに成功している充実したモブ演出、秋葉原を舞台としたバックヤードの提供に、更には、振り切った表情ではっちゃけるメンバーのポンコツギャグパートなど、制作陣の「ラブライブ!」に対する変わらぬ熱量に、毎週、視聴者としても大いに楽しませて貰っていました。

さて、それがどうしてこういうことになってしまったのか、正直なところ、#6「ハッピーハロウィーン」における所謂パクリ騒動で、個人的には「ラブライブ!」に対する熱気が若干冷めてしまった部分があり。

「ラブライブ!」はメディア規模と認知度の拡大によってアンチやイナゴ勢力も肥大化しており、特に2ch文化圏(ニコニコ動画界隈)での荒れようは酷いものなので、この騒動に関しては元々のそういった層が炎上を煽っている部分があり一線は引いておきたいのだけれど、反面、ファンとしてはこれをどこまで静観しておくべきなのか悩みます。

件の「glee/グリー」は2009年に米国で放送が開始され、ここNHKでもOAされている著名な海外ドラマでありますが、特に#6「ハッピーハロウィーン」では直前に言わずと知れたKISSをパロディにしている場面があるので、悪質な模倣というよりは一連の流れでのオマージュに近い演出だと想像するのですが、「どうしてああいうことをしたのかな」とは思います。

作品を取り巻くノイズが増えれば、虎視眈々と、あわよくば失脚を企てようとする悪意ある輩も出てくる訳で、脇が甘い───という意味では粗忽。第2期制作決定に際して、現場曰く「プレッシャーも感じているが、良い意味で期待を裏切れるように頑張りたい」と意気込んでいたはずの結果がこれなのか。一方、脚本的な意味でも、該当シーンにおける南ことりと矢澤にことのやり取りには違和感があったので、敢えてキャラ設定に負荷を掛けてまでそのシーンを取り入れた理由が分からない、という点も一つ。とにかく監督以下スタッフの、直裁的なブレーンの「意図が知りたい」ということです、少なくとも劇中にはそれを慮れる材料がないので。それによっては、“まごころ溢れる”、“裏方から表方まで、あらゆる方面から愛情を注がれているコンテンツ”という部分を訂正しなければならないと思うので。

恐らく「ラブライブ!」のアニメ化プロジェクトは、今後、劇場版を公開して一区切り……ということになるのではないかと予想していますが、ネット時代のオタク産業は殊更に難儀で厄介なものですから、こんなことで禍根を残して欲しくなかった、こんなことでケチが付いて欲しくはなかった、と。μ'sに罪はないのですから、なおのこと遺憾でなりません。

というのが、今この時、ぼんやりと修惑していた事柄です。

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