2015年01月01日 (木)

10th Anniversary

Image:O.Z.K.

拝啓、カスタマー諸子。

さて、明けて2015年。やや早漏気味ではありますが、実に2005年1月9日に開設され、翌1月10日より更新を開始した“チラシの裏”こと“リハビリ施設”こと【O.Z.K.】も、今年、無事10周年を迎えることが出来ました。

黎明期のオーサリングツール・iBlogを用いた周回遅れのブログデビューは、当初.Macから始まり、やがてレンタルサーバに居を構えた本格更新の時代が幕を開けると、ロリポップ→さくらのレンタルサーバへとその仮住まいが遷移して行く中で、渦中には独自ドメインも取得し、2005年11月には念願のCMS・Movable Typeに着手。承前『おそらく雑記かなにかを書きますよ』から装いも新たに看板を掲げ直して以降は、極めて低い位置での安定した飛行を続けて来ました。

2010年には、自身がインターネットに母屋を構えることがあればいつかは叶えてみたい───と夢見ていた羨望と憧れの累計1,000,000ビジットアクセスを達成(訪問者数)。「もう思い残すことは何もない」なんて書くと遺言みたいですが/笑、まあまあ、私も現実世界では殊更に空虚で何もない人間ですから、せめて電脳空間では、これからも患い人として細く長く歴史を積み重ねて行ければいいなぁと思っております。

ぶっちゃけ、個人サイトとしての“ライフログのポインタ”の示唆と蓄積は、自分が生きている限りは続けて行こうと思っていた課題なので、「10周年」という区切りにも特段の驚きはないのですが、そうは言っても流石に年月の重みを考えると感慨深くはあり、ほっと一息といったところであります。果たして、その裏では数々の業と過ちを積み重ね、現在進行形で上書きされる黒歴史の呪縛から逃れられずに腹黒豆腐メンタルが瓦解しかけてもいますが、そんな自爆型の悪夢に苛まれる日々も、一先ず、WWWでの表の顔、陽の人格としての───“ramhorn05j”としてのアイデンティティは、この10年である程度確立できたのではないかな、と。

それもこれも、一重にリピーターの皆様方、屋台骨を支えて下さっているいぬリンクを始め、iBloggerの諸先輩、ゲーム関連のフレンド、そして、未だ不肖のブログに一瞥を下さる泡沫読者の皆々様のお陰。感謝感激の至りでございます。

この間、“毒親”という語をインターネットの知見から得たことで、幾分自分の境遇を整理できたりもしたものですが、何時かの折り、その男親には「何か一つでも世間に自慢できることを見付けろ、何か一つでも打ち込めるものを見付け、継続しろ」などと白々しい教育論も叩き込まれていたのだけれど、輝かしい青春の日々の記憶と過去の栄光にしがみつき、今まで何一つとして矜持と向き合うこと無く、物事を完遂できたことのない私が、たかがブログ、されどブログをここまで続けられたのだから、たまには自分で自分のことを褒めてあげてもいいよね。

追伸

余談ではありますが、“リハビリ施設”というフレーズを持ち出すからには持病との付き合いも【O.Z.K.】においては重要なファクターであり、社会との結び付きという点でも密接な関わり合いがあった訳ですが、実際のところ「日常生活に不自由するレベルの健康弱者」という自己申告にしても、例えば……

そう、現在は何ヶ月に一遍かのペースで心療内科に通院しているのですが、まず通院するにしても、それこそ数日前からその日に向けて心身を作り入念な下準備をして、当日はまさに必死の形相で這ってでも病院に辿り着くのだけれど(それでも無理な時は無理ですが)、一度無理をしてでも外出してしまうとその後1〜2週間はリバウンドで体調も悪化しますし、とてもじゃないが働き口を探すなんてのは不可能な話なんですよ。

つまるところ、無理の祟る身体を押して、半径掌分の生活圏内に、すぐ手の届く場所にベッドもトイレも薬もある、いざとなれば数時間トイレに籠ることも可能だし、いつでも床に倒れ込める状態でMacやPlayStationに向かうことと、それを規律と枠組みのある社会生活の中に充てることとは全く次元の異なる話だということですね。

もうかれこれ10年以上の病歴があって、薬も飲み続けていますが───この10年で緩やかに体重も回復し、不眠の症状は落ち着いて来ましたが、病名にしてしまえばそれは「自律神経失調症、及び合併症(摂食障害、鬱病、不安障害等々含む)」に過ぎませんから、昨今、巷の福祉行政も色々と厳しいご時世なので、たとえ健常者とは見なされない実態があっても、このレベルでは流石に障碍者手帳を発行して貰うことは出来ません{医師に曰く「一昔前ならそういったケースで診断書を出し、申請を助力してあげることもあったが……」}。多少の税金や年金の納付を免除して貰うことは正規の手続きを踏襲する限り可能ですが、当然のことながら、そこから一歩踏み込んで生活保護の類いを受給できる見込みはない。

だから、あまり考えてもしょうがないんですが、現実逃避という名の断崖絶壁にもいよいよ崩壊のタイムリミットが迫って来ているなぁと。正味な話、近い将来には家計を支える為にパートタイマーに出ている母者の稼ぎも途絶えるはずなので、その時が来たら、もう自殺する以外に方法はないんじゃないかなぁと思っております、無念ですけどね。無念ですけど、こればっかりは生きて往ける道理がないもの。生への執着なんてものは、とうの昔に失くしてしまいましたしね。

なので、ま、先々にはどうなるか分かりませんが、それまではどうぞごゆるりと気長にお付き合い下さいませ。今後とも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

ramhorn05jより、10年分の「ありがとう」の気持ちを込めて。敬具。

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