2015年10月01日 (木)

μ’s Go→Go! LoveLive! 2015~Dream Sensation!〜

前々作「ラブライブ!μ's 3rd Anniversary LoveLive! Blu-ray」からザックリとおよそ2年ぶり、通算2本目となるμ'sのライブ映像作品をお買い上げ。

このほど満を持して査収された「ラブライブ!μ’s Go→Go! LoveLive! 2015〜Dream Sensation!〜 Blu-ray Memorial BOX」では、2015年1月31日・2月1日の両日に渡ってさいたまスーパーアリーナ(スタジアムモード)で開催された5thワンマンライブの模様を、通算6時間超の4枚組BDに完全収録しています。

当然ですが、映像は本当に綺麗ですよ。180度のパノラマに高さと奥行きまであるスタジアムの立体感、というのも、それこそ光の海未や星空じゃないけれど、ラブライブレードの光点の一つ一つまでもがクッキリと見える俯瞰のスケール感は圧巻。映像と音声に包み込まれているような抱擁感と、思わず全身でリズムを刻みたくなるような臨場感はBD素材であればこそ、久々にフルスペック品質の実写映像を堪能しました。MCでは頬が緩みっ放しだし、とにかく楽しい、幸福感に溢れたひとときを提供してくれるマスターピースです。

Amazon.co.jp:ラブライブ!μ’s Go→Go! LoveLive! 2015~Dream Sensation!~ Blu-ray Memorial BOX

この時期はえみつんが喉を痛めていたり、恐らくナンジョルノも100%ではなく膝に爆弾を抱えていた状態で、下積みを経て爆発した人気が飛ぶ鳥落とす勢いのままに階段を駆け上がっていたμ'sにとって、何度目かの大きな試練であったに違いありません。それぞれに声優や歌手としての本業がある中で、アニメ作品との映し鏡となるμ'sとしての活動は想像以上に過酷に違いなく、Wアンコール後のいとまに涙を流すメンバーに物語を見出すのは容易です。

しかし、μ'sには半ば宿命付けられた大団円があるはずで、表方、裏方が一致団結して作り上げられたショービジネスとしての楼閣は出色の出来映え。初のSSAワンマン公演となった4thでの経験を経て、演者、スタッフ、ファンのそれぞれがより大きく、より深く、より一層磨き上げられた2.5次元空間、渾然一体となったステージの完成度は群を抜いており、それ故に5thのセットリストは伝説と化すものです。

  • リスアニ!TVのお陰で新たにおかん属性も加わった圧倒的豪腕レスラー。舞台上ではその輝かしさと華やかしさに惚れざるを得ない長野の星、“民衆を導く自由の女神”=えみつん。
  • プロ根性と愛嬌が憑依芸にまで達するレベルの恐るべき(・8・)の化身にして、底なしの体力から発せられる脳トロボイスが観客の足腰を砕くド安定の鬼神うっちー。
  • 多忙を極めながらもコンディションを落とさない強靭な仮面と、その裏に隠された努力の跡、天然のやさぐれぶりが、凛々しさを穿ちながらアリーナを支配するクールビューティな仕事人ナンジョルノ&絶好調みもりん。
  • ステージ映えするモデル体型とヌルっとした大人暗黒面、心の闇に加え、曲目によってガラリと印象が変わる七変化ばりの表情の豊かさと、♪Love wing bellでのイケメン力が象徴的だったシカコ。ごはん炊けたよー☆
  • 真芯の可憐さ、快活さ、妖艶さを内に秘め、誰よりもアイドルらしく、誰からも好かれる眩い黄色いオーラを放ち、同じく♪Love wing bellでスポットライトを浴びた姿が印象的だったりっぴー。誰もがりっぴーを好きになり、誰もが親心を掻き立てられたハイライト。
  • ピンの仕事ではいまいち売れているのか売れていないのか微妙なラインにいる不遇のスタァプラチナ女史も、二割増のセレブ感でゴージャスな歌とキレのある踊りにさり気ない余裕さえ感じられるようになった貫禄のPileさま。
  • 周りを笑顔にさせる愉快さと同時に、何処か不思議な哀愁と愛おしさを感じさせ、不思議な情動を呼び起こすくっすん&そらまる。スタミナの増強ぶりが際立ち、終盤まで活力を失わないパフォーマンスに着実なレベルアップの跡が伺えるお団子まる先輩と、サプライズもあって無尽蔵に心底楽しそうだったくすくす大明神のコントラスト。

まるで見違えるほど歌が上手くなり、弾ける笑顔と溢れんばかりの躍動感が見る者を幸せな気分にさせてくれたくっすんに限らず、既に完成されていた感のある3rdから比べても、驚くべきことに誰もがみな成長し、進化している。奇跡の9人にして、このメンバー以外には考えられないμ'sの結束は、ライブ映えする音楽や振り付けは勿論のこと、舞台装置、ライティング、PA、演出、衣装、編集、CG映像制作班、カメラワーク、運営、警備、その他諸々の縁の下の力添えが冴え渡るチームスタッフの面々にしてもそう。

会場も大きくなった、人も呼べるようになった、お金も掛けられるようになった……たかが400枚程度しか捌けなかった(と謳われる)1stシングルの現実に腐ることなく、ラブライブ!の拡大と共に遂には“僕ら”もここまで連れて来て貰えたのだから、熱心なファンほどその歌詞の一つ一つが、言葉の一つ一つが心に沁みるに違いありません。が、その場その場、シーンの一つ一つに気付きがあり、感動があり、驚いたり、感心したり、すごいなぁ、綺麗だなぁと感情を揺さぶられながら感慨深く眺めていても、幕が降りたその瞬間にイメージとして覚えている出来事は不思議と少ない。

それはある種の放心状態に近い何かであり、そこにはただただ忽然とした余韻がある。楽しかった、何もかもの色々なものが溢れ出した、という感情の痕跡だけが残っていて、それは陶酔と傍観の狭間に漂う情報の断片であり、ジェットコースター体験の後先でもあり……きっと恍惚とした夢心地のひとときだったのだろうなぁ、と。

今や、そんなマジックさえ使える有数のアイドルグループとなったμ'sは、2.5次元の枠組みをも越えた、それ自体がエンターテインメントの粋でありましょう。3rdが第一幕の集大成であったとするならば、5thは拡張と拡大の第二幕のピーク。同時にそれは巨大な人畜消費系芸能ビジネスの最先端を走っているという事実でもあり、俄にえぐい商法が目立つようになってからは何となく距離を置いていた期間もあったのだけれど、嗚呼、どうしてこんなにも、やはり私はμ'sがどうしようもなく好きなようです。

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