2016年04月23日 (土)

Music icon Prince dead at 57

あの絶対に死なないはずのプリンスまでもが、よもや60を前にしてこの世を去るとは、移ろいゆく世の常は無念、無情なり。

こう言い方は悪いけれども、まさかミック・ジャガーよりも先にプリンスが死んでしまうとは一体誰が想像し得たであろうか。マイケル・ジャクソンもデビッド・ボウイも、そしてプリンスも、みんな居なくなってしまった。

音楽趣味的な話で言えば、それこそマイコーもボウイもプリンスも楽曲は知っていますよ、勿論。でも、かと言って個別のディスコグラフィを熱心に聴いていたかというとそうでもなくて、古典と言うほど古くもなく、モダンと言えるほど新しくもない、自分の感覚からすると若干半端な時代の人なので、安易に“レジェンド”などと呼べるような軽薄さはなく、なんというか、身近な“レガシー”としてあまりにも当然で、空気のような存在だったというか。テレビを点ければ、街を歩けば、何かしらがそこにあって、意識することなく、当たり前に接している音楽───やや大袈裟な括りで言えば、やっぱり空気のような存在だったんですよ。

だから、アイコンの概念が大きすぎる、格が高すぎる故に喪失感が実感できないという部分はあると思うのだけれど、反面、マイコーにしてもボウイにしても空気が空気のまま溶けて無くなることができたのは、あの時はまだ「(僕たちには)プリンスがいる」というのがあったから。

それが消えてしまったショックというのは、きっと後からジワジワと効いてくるのだろうなと思います。レコード会社とのいざこざがなければ、晩節もより安泰とした地位から多くの人々にその作品を届けられたのでは、と思うと些か残念な部分はありますが、見方を変えれば、自身の矜持と音楽家の為に道を切り拓いた気骨の人でもあり、そういったある種のロックにとっての宿命のようなものですら、今となってはプリンスがプリンスである為の歴史の“しるべ”だったのかもしれません。天才の早世を悼み、合掌。

いよいよマドンナの背負うものが大きくなってしまったなぁ。

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