2016年09月13日 (火)

PlayStationとModサポート

以下は取り留めもない与太話を書き殴った居酒屋トークだとでも思ってもらえれば幸いです(お酒飲まないけど)。

ソニー、PS4版Fallout 4やSkyrimでのModサポートを容認せず | スラド

便宜上スラドにリンクしていますが、正直、個人的には家庭用ゲーム、特にソニー関連のトピックに関してはスラドはゲハ以下の言説が蔓延っている魔窟という認識なので、まあ(一部の偏った)側からの視座ということで参考までに。

巷ではどうもBethesda無罪なところがあるのが悩ましいのですが、まず、基本的に私はModはいわゆる“改造”だという認識です。Modによる遊びの拡張自体は否定しませんが、それは然るべきオープンプラットフォームでやるべき、棲み分けは大事だよ、ということですね。

第一にコンソールは管理されたプラットホームです。ルールを共有する者同士での遊びがゲームであるとするならば、家庭用ゲーム機は何よりもその環境の同一性、ルールの統一性こそが長所であり持ち味。特に、PSNが整備されて以降のPlayStationはソーシャルサービスとしての側面も持ち合わせており、PARなどのチートツールは厳しく追及されるべき対象です。であるならば、個人的にはチートツールとModの境目が何処にあるのか実のところよく分かりませんし、そうそうModにだけ都合の良い解釈は無理筋ではなかろうか、と素朴に考えてしまいます。

EA Accessなどもそうですが、ソニーのプラットフォーマーの立ち位置としては、Bethesdaや特定のメーカーだけを贔屓する訳には行かない───という姿勢でジャッジに臨んでいるのは明白ですし、一度蛇口を捻ってしまえばなし崩し的に後手後手の対応に追われることになります。PlayStationというフィルターを通してコミュニティにゲームを提供する管理者の立場としてそれは認められない、という単純な話だと私は理解しています。

仮にもしそうなれば、ソニーにとっては鬼門であるセキュリティも、現状、インフラにすら充分な投資が行き届いていない膨大なコストも、PSNとしてのルール作りも大変でしょうから、Mod却下は妥当な流れなのではないでしょうか。

逆に言えば、Modが認められる流れがあるとすれば、それはよほどルール作りとジャッジに確信が持てるか、もしくはオープンプラットフォームに舵を切る必要性が出てきた時でしょうね。

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