2017年03月11日 (土)

PlayStation 4 ぷろぉ

PlayStation 4が国内発売から3周年を迎えていたその日、運良くヨドバシに在庫があるってんで、実はProを衝動買いしていたのが2月22日の顛末。

前段、幸いにも酷使している割には故障とは無縁だった拙機PS4ですが、一方で、これは初期型に特有の症状なのか、あるいは個体の問題なのかは定かでありませんが、購入当初よりピピピッ症候群には悩まされていて、ほぼほぼDL専門ユーザーなのでディスク排出とは無縁でしたが、システムのシャットダウンにはよく失敗していました。

それと、Destinyで非マッチングのソロプレイをしていると、たまに落ちる。まるで報告を見掛けない箇所やタイミングでのアプリ強制終了だったので、恐らくは環境依存のクラッシュと想定され、微妙にストレスでした。

なので、機会があれば新型に買い換えようとは思っていたのですよ。それがこのタイミングだったのは本当に衝動的なものですが。その際、性能的には全くProは必要のない人間だったのですが、ヘッドホンアンプに音声を出力する為に必須な光端子があろうことか標準モデルからは省かれてしまったので、その一点だけで選択肢としてはProを買わざるを得ないという追い込み漁状態だったのが悲しい。

Image:PlayStation 4 Pro

さて、4KもHDRもない、どノーマルな2K環境でのPro体験ですが、言ってもホーム画面の遷移やUIの動作など、細かい部分でのもたつきや引っ掛かりは皆無なので、潜在的には非常にパワフル。設定的にマージンを残した状態での2K出力になるので、各種のタイトルバナーや2Dグラフィックスなどは微妙に高精細化しているようにも感じられます(俗に言うスーパーサンプリングですかね?尤も、プラセボの可能性大)。

また、システムソフトウェア v4.50 "SASUKE"で正式に搭載されたブーストモードを使用すると、例えば、ガンダムブレイカー3では唯一、割と違和感のあるレベルでカク付きが感じられた廃墟コロニーのステージ(5-1など)も滑らかに描画されていますし、それでいてファンノイズもなく、アセンブルの切り替えもすこぶる軽快で、随所に有り余るパワーの恩恵を感じることが出来ます。

しかし、実は最もシビアな恩恵に与っているのは新型DUALSHOCK 4かもしれない。タッチパッド前面にもLEDが透過するようになった新型では、従来の無線通信に加えて、待望のUSBケーブル通信・有線によるボタン入力への対応を果たしており、許容外のハンデとなり得る軽微なラグや、アイドリング復帰からの遅延も皆無ですし、コントローラビリティが大きく向上しています。

以上、総じて満足度の高いProパッケージですが、唯一残念な点があるとすれば......それは本体デザインか。菱餅の三段重ねまではまだ許せる、でも、その隙間が等間隔でないというのがどうにも気持ち悪くてかなわない。例によって、実物を部屋に置けば筐体やパーツの質感にはしっかりとした良さを感じられるので、つくづく全体的なデザインの方向性だけが惜しまれます。この意匠は下手をすればPlayStationの歴史の中でもワーストクラスかもしれない。

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