2018年07月24日 (火)

あそびあそばせ

酷暑の夏、日本の夏。近年はもうすっかり夏夏夏冬といった雰囲気であるし、夏本番に突入した途端、東京都心でも観測史上初の40℃超を記録する始末。既に熱帯である、四季なんてなかった。

そんな今年の夏期シーズンは、はねバド!、はるかなレシーブなどの季節感あるスポ根ものが脇を固めつつ、完走候補の本命ははたらく細胞、あそびあそばせの2強。

スピンオフも活発(らしい)体内細胞擬人化ストーリー・はたらく細胞は、冒頭、血小板ちゃんのインパクトが絶大だった為、第1話〜第2話ではロリコンチャートの勢いで人気が押し上げられている感もありましたが、事実上血小板ちゃんの出番がなかった第3話もしっかり面白く、登場細胞が多いにも関わらずキャラが渋滞せずに粒が立っているので、原作の世界観や設定の優秀さは勿論のこと、アニメ化に際しても骨格がしっかりしており安心感があります。適度にデフォルメされた人体の不思議を学びつつ、時には己の健康不良に青ざめつつ、最後まで安定して楽しめそう。

あそびあそばせは、「汚い〇〇」「OP発注ミス(OP詐欺)」などの異名誉れ高い鬼作。シリアスな顔芸とシュールな狂気が冴え渡るハイセンスギャグコメディ。

実は第1話OAの時点では切ろうか切るまいか悩んでいたのですが、そうこうしている内に配信リピートにも手が伸びてしまい、気が付けば四六時中BGVとして再生しているというスルメ中毒ぶり。これは癖になる。舞台が女子校なので意外と癒し効果もあり、三ツ星カラーズより一世代上のJCガールズトークバラエティとしても楽しめそう(違う)。

本作は絵の上手さも人気の秘訣だと思うので、その辺り、上手いこと後半に向けて作画もやり繰りして欲しいと願いつつ、声優陣(特に華子)への負担が大きそうなので心配になってしまいますが、まあ向こうもプロでしょうし、ほどほどの奇声・絶叫で頑張ってもらいたい。

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