Pt｜アサシン クリード オデッセイ
Posted by ramhorn05j
前作オリジンズはそこそこのお気に入りゲームだった記憶があるのですが、舞台設定及びロマン度の違い、それと100時間超クラスの長編ということで、踏ん切りが付かず、DLC全部入りエディションをセールで購入しておきながら長らく積んでいたオデッセイ。特に何か切っ掛けがあった訳ではないのですが、日々悪化し追い詰められていくトラウマのシーズンを、不安と恐怖と緊張に押し潰されながらも命からがら何とか乗り切ったということで、奮起。通年で最も穏やかな時期に、無事オデッセイに着手する運びとなりました。
恐らくメインストーリー自体は60～80時間の間に終わっているのですが、お話そっちのけでロケーションの「？」埋めばかりやっていたので、とりあえず本編 + αで140時間ほど、DLC通しで204時間ほどでトロフィー100％。特に鬼門となるトロフィーはありませんが、PS5でプレイする場合は○×ボタンが入れ替わっているので混乱必至、場合によってはモチベーションにダイレクトに影響するので要注意。ハード本体の個体差にもよるのかもしれませんが、本編コンプまでにゲームプレイ中にクラッシュしたのが2回、メニュー画面から手動セーブしてタイトル画面に戻るを選択してクラッシュするケースは頻発していたので、PS5でプレイすると挙動がやや不安定かも。
本作は基本的には面白く、最終的には好評価寄りのゲームになる傾向だとは思いますが、攻略中は楽しさとしんどさとが並存する不思議なゲーム。全般にクエストラインの設計が酷く、クエストが受注可能になる時期に配慮もないので、お話の前後関係や時系列は滅茶苦茶で、会話の繋ぎや流れ、チグハグさは恐らくオリジンズ以上に違和感があると思いますが、そこはハクスラとしての面白さや戦闘面の強化、ステルス含めた砦攻略等の小気味良さがカバーしているので、まあフレーバー程度に把握できればOK。ユーザー体験的には、多分DLCの方が素直で分かり易いデザインだと思います。
一方、しんどさは主に二つ。一つには全体的な物量。ロケーションの「？」を詳らかにしてチェックマークを付けたいだけなのに、次から次へと湧いて出てくる新たな「？」マークとサイドクエスト。傭兵の襲撃と動物の横槍も引っ切りなし。終わりがないのがこうもしんどく、うんざりし、イライラするものかと痛感させられること請け合い。やることはと言えば結局似たような拠点を潰すことだけなので、延々と同じことの繰り返しですしね。クエストを進行しながら行く先々で遭遇した「？」だけを都度埋めていく（残りは後で）というマルチタスクではなく、まずは手近なロケーションを全てコンプリートしてから回りたい、といった非効率なことをしていると疲弊するだけかも。
何せ、急ぎの用事がある、じっくり探索したい、という時に限って傭兵の妨害がウザいったらないので。傭兵を養分として捌けるのは最序盤と後半以降なので、道中で一番ダレる中盤に特大のフラストレーションが溜まることになります。
もう一つは地形の高低差。基本的に平地や平野が極端に少なく、見通しが悪いのでルートも判りにくい。従って最短距離で───となるとひたすら高低差を牛歩で進むことになる。壁登り中に完全停止して微動だにしないアレクシオス、小刻みに跳ねてはいるがミリしか移動していないアレクシオス。また、オブジェクトに弾かれて横を向く、下手をすればUターンして逆走すら始めるという極めて残念な馬のクソ挙動は前作と変わらずなのだけれど、そもそも地形の高低差のせいで馬？ナニソレ？状態になるのはDLCで更に悪化するくらいなので、乗り物は本当にお飾り。この辺の体験は前作に比べてもかなり劣化している印象です。
それと、余談として付け加えるとすれば容赦のなさ。例えば、船着場にファストトラベルしたら到着と同時にいきなり傭兵が斬り掛かってきて市民も巻き込んで大乱闘、なんていうことも稀にあるので、広大なオープンワールドらしいスクリプトのバグを含めた各種の影響、作用が噛み合ってしまった時の理不尽ポイントには留意。本作はビルドの構成、ステータス次第ではステルス状態の敵を一撃で暗殺キル出来ないことも多く、通常の戦闘では被ダメが大きく敵も固いので、その辺もハクスラらしい作りになっています。
あとは枝葉末節のバランスなど。本編を全て平らげ、DLC1-1を進行している過程でレベル99、傭兵ティアS4には到達しましたが、主に装備のアップグレードの為に必要な皮素材が圧倒的に足りない。かと言って調子に乗って素材を買い集めていると資金までカツカツになるので、リソース管理はかなりシビア。こちらとしては長い旅路を経て、厳選したエピック装備の数々（と一部の趣味レジェンダリー）を適正レベルの99まで引き上げたいだけなのに、その行程にここまで苦労を求める必要があったのだろうか？最後はお金が余るくらいのバランスで良かったのではないか？という諸々などを考慮すると、NG+前提（周回前提）の過酷な調整になっている可能性もなきにしもあらず。本編は「これ多分メインストーリークリア後の話だよね」といった後日談クエストも最初からフルオープンなので、その辺の整理も兼ねてもう一周しろってことなのかも。
ちなみに、道中で一番印象的だったキャラクターはハデス。初見では「なにこれロックスター？」といった感じのイケてる風体で登場しますが、コスチュームなのか化粧なのか声優さんの演技も含めたボイスエフェクトなのか、何が琴線に触れているのかは自分でもよく分からないのだけれど、この全体から醸し出される雰囲気がめちゃくちゃイカしていてお気に入り。
なお、最新作のヴァルハラは、オリジンズやオデッセイに比べてパズル要素とバグが強化されているらしく、自分にとっては最悪の進化を遂げていて、年末セールで買ってしまったのは早まったかもしれない。
獲得したトロフィー
レベル：539（11％）
プラチナ：238
ゴールド：1282
シルバー：2487
ブロンズ：6264
合計トロフィー数：10271
| タイトル | 達成率 (％) |
|---|---|
| 【NEW】アサシン クリード オデッセイ | ↑100 |
| 【NEW】Control | ↑100 |
| 【UP】OUTRIDERS | ↑100 |
| 【NEW】Save Room | ↑100 |
| 【NEW】Save Room | ↑100 |
| 【NEW】トーエム | ↑100 |
