おそらく雑記かなにかを書きますよ


Memo

  • ついったーでびゅーしました。雑記帳代わりにしばらくテスト運用してみます。
  • 現在、2005年11月以前のログをまったり移植中です。

2008年11月26日 (水)

ブログが見られなくなるブログパーツの恐怖 - thatsping(ザッピング)の巻

O.Z.K.では、ブログのエントリを収集して自動的にザッピングする受動系ソーシャルブックマーキングサービス「thatsping」を利用していましたが、運営会社ブログウォッチャーの社長ブログによると、同サービスは10月下旬に旧ドメイン(thatsping.com)を失効しており、復旧が困難であった為、急遽、新ドメイン(thatsping.jp)に移行していたとのこと。

http://www.blogwatcher.co.jp/hano/2008/10/thatsping.html

この間に、旧ドメインが別の業者に取得され、ブログパーツのスクリプトが差し替えられた為、O.Z.K.を含め、「thatsping」のブログパーツを埋め込んでいたサイトが、全く別のサイトに強制的に転送されるという事態が発生していた模様です。とりあえず、該当の古いドメインのタグを外すか、新しいドメインのタグを取得し貼り直すことで問題は解消されますが、ご心配をお掛けしました。

Webサービスを提供する企業にとってドメイン失効は失態であり、利用者にとっても傍迷惑な話ではありますが、無料サービスである以上、ある程度は利用者の自己責任が問われる部分があり、過度に運営会社の責任を追及することは出来ません。ただ、メールアドレス登録不要という手軽さを売りとしたサービスで、また、ブログパーツに起因するトラブルである以上、これは本来、広く周知を徹底しなければ気付かないユーザーが多いと思われる問題であり、現に、ドメイン失効に気付かずにスクリプトを埋め込んでいたサイトは、そのまま海外のサイトに飛ばされるという実被害が発生しています。

人為的なミスを責め立てても仕方がないのでドメインの失効はやむを得ないにしても、その後、迅速に移行告知をしなかったブログウォッチャーの対応は最悪です。ブログウォッチャーでは、当初これを社長ブログで公開するに留まっており、後日掲載された本社のサイトでも、「ニュース/トピックス」セクションの1項目に埋没させていました。商用サイトなどは物理的にも大きな損害を被っていると思われる中で、善意のユーザーを最悪の事態に巻き込んでおきながら、この件に関して現時点までにブログウォッチャーから公式の謝罪はなく、ユーザーの心証を考慮しているとは思えません。

今回の一件では、運営会社の事後処理の不味さが指摘出来る一方、ユーザー登録不要の簡便さが仇となった印象ですが、より悪質なスクリプトに差し替えられる可能性があったことを考えると、不用意にJavaScriptをサイトに貼り付けることの危険性を実感させられる“事件”でもありました。そして、こういうことがあると、例えそれが見込みのあるサービスでも、流石にまた利用する気にはなれないものです。

2008年11月24日 (月)

「刑事貴族3 DVD-BOX」発売中

Amazon.co.jp:刑事貴族3 DVD-BOX

1992年4月〜12月に掛けて日本テレビ系列にて全26話が放送された水谷豊主演「刑事貴族3」がDVD-BOXとして待望の初映像商品化。

「太陽にほえろ」以来続いた日本テレビ伝統の金曜8時刑事ドラマ枠で放送された「刑事貴族3」は、寺脇康文、高樹沙耶が共演し、現在、テレビ朝日系列で人気を博している「相棒」の原型になったとも言われる作品です。お調子者で向こう見ずなはみ出し刑事・本城慎太郎が、後輩たちのドジな失態に手を焼きながらも、掟破りの方法で悪を追い詰めていく……そんな筋書きで物語が展開する本作は、シリアスさとコミカルさが入り混じった刑事ドラマであると同時に、珠玉の人間ドラマでもあります。「刑事貴族」は、パート2以降、水谷豊のアグレッシブさと若手の活躍を躍動的に描写することで活気に満ち溢れたシリーズとなっており、スタイリッシュなアクションとファッショナブルな設定が人気の原動力となっていました。

「太陽にほえろ」や「あぶない刑事」といった従来のオーソドックスな刑事ドラマのスタイルを踏襲する「刑事貴族」の特徴は、“貴族”というコンセプトに則って、意識的にファッショナブルであること。とりわけ水谷豊は、印象的なタキシード姿やベスト姿を披露し、愛車にイギリス車を使用、時には花束を持ってステップを踏むなど、随所に小技を忍ばせる、ファッショナブルなヒーローとして描かれていました。同時に、水谷豊の持ち味であるコミカルさもたっぷりと織り交ぜられており、彼ならではの刑事ドラマに仕上がっているのがポイントです。

また、例えば、劇中音楽ではフュージョンを用いたお洒落な楽曲を多用したり、或いは、オープニングでは英詞の楽曲を使用したり、エンディングでも織田哲郎、鈴木雅之といったアーバンワイルドな雰囲気を持つアーティストの楽曲を起用するなど、そういった小道具へのこだわりが作品の洗練されたなディテールを際立たせていました。

一方で、金曜8時枠らしいアクションも健在で、ガンアクションは勿論のこと、爆破シーンや激しい格闘シーンもあり、「太陽にほえろ」以降の流れを汲む派手なアクションがふんだんに盛り込まれていました。特に、パート2以降の小ざっぱりとしたアクションは完成度が高く、単純な物量と力技に任せた演出ではなく、リズムやテンポを重視した魅せる工夫と、様式美的な型を用いた品のある演出が現代的で、国産刑事ドラマにおける一つの到達点を提示していました。

かつては夕方に繰り返し再放送されたことで、レギュラー放送終了後も継続して人気と認知度を高めて行った「刑事貴族」ですが、要望は多かったものの、一向に映像商品化されることがなかった名作が「相棒」効果もあって遂にDVD化。そのお陰で、「刑事貴族」「刑事貴族2」を飛ばして、いきなりパート3が商品化されるという不可解な事態になってはいますが、ファンの待望であったシリーズのパッケージ化に大きく一歩踏み出しています。

90年代初頭、同時期には多数の刑事ドラマがありましたが、水谷豊主演の「刑事貴族」シリーズはその中でも最も豪華で、主要キャスト全員の代表作に数えられるほど、人気、クオリティ共に群を抜いている作品です。サスペンス、アクション、人間ドラマと、刑事ドラマにはそれぞれ傾向がありますが、このタイトルにはその全てが詰め込まれていました。ストーリーがしっかりしていて、それでいて絶妙な笑いも盛り込まれている本作は、国産刑事ドラマの中でも最高峰を争うほどの傑作です。

パート3に限っては、出演者が増えたことで、散漫故にパワーダウンした印象も強く、個人的に前田耕陽が好きになれなかったこともあって思い入れという部分でもパート2に及ばない点はありますが、それでもなお、バブルの名残が感じられるリッチな刑事ドラマとして楽しめること請け合いです。

見所は何と言っても水谷豊×寺脇康文ペアであり、他にも、若かりし頃の彦摩呂や中山忍など初々しいレギュラー陣も注目に値しますが、やはり「刑事貴族」は一にも二にも水谷豊。「あ、ラッキーラッキーラッキー」「お恥ずかしったらありゃしない」などといった名台詞も健在で、強力に物語を牽引しています。「傷だらけの天使」や「熱中時代」など、節目節目で人気を獲得している代表作がある水谷豊ですが、丁度「熱中時代」の次世代に当たる20代〜30代のファン層にピッタリとハマる私の年代では、水谷豊といえばこの作品です。

2008年11月13日 (木)

「さくらのレンタルサーバ」プラン改定、ディスク容量が増加

オンラインゲーム事業の不振で債務超過に陥り、一年前はどうなることかと思ったさくらも、ここに無事復活宣言。さくら頑張ってます。

さくらインターネットは、レンタルサーバーサービス「さくらのレンタルサーバ」及びメールボックスサービス「さくらのメールボックス」のプラン改定を11月19日に実施すると発表しました。この改定では、初期費用、月額料金は据え置いたままディスク容量拡大などの機能強化を図ることで、更なるコストパフォーマンスを追求しています。

「さくらのレンタルサーバ」は、法人向けのビジネスプランを含めて、利用者数が16万件を突破するなど、低価格共用レンタルサーバーとして人気を集めていますが、今回の機能拡充により、20万件突破の達成を加速するとしています。

サービス拡張の対象となるのは、それぞれ「さくらのレンタルサーバ」のライト、スタンダード、プレミアムプラン、「さくらのレンタルサーバ・ビジネス」のプロプラン、及び「さくらのメールボックス」。既にサービスを利用しているユーザーも変更の対象となります。素晴らしい。なお、「さくらのレンタルサーバ」のプレミアムプラン、「さくらのレンタルサーバ・ビジネス」のプロプラン以外はディスク容量の拡大のみが変更点となります。

サービス プラン ディスク容量 メーリングリスト数 ドメイン数
さくらのレンタルサーバ ライト 300MB→500MB 20
スタンダード 1GB→3GB 10 20
プレミアム 3GB→10GB 10→20 20→30
さくらのレンタルサーバ・ビジネス プロ 20GB→40GB 10→50 20→40
さくらのメールボックス 200MB→300MB 10 20

ブログ、メール、ファイルシェアリングといったオンラインサービスでは数GB〜無制限のディスク容量が無料で提供される時代に、費用対容量に限って見れば、年額5,000円で15GBを提供する「CORESERVER.JP:コアサーバー」に比べても、さくらのサービス内容は見劣りしていましたから、現在、スタンダードプランでMovable Typeを運用しているO.Z.K.としては、このプラン改定は嬉しい限り。待ちわびた容量アップで、これで「CORESERVER.JP:コアサーバー」を横目で見る必要もなくなります。

これに先立ち、さくらインターネットでは、データセンターを支える基幹ネットワークのバックボーンネットワーク回線容量を、146Gbpsから166Gbpsへ増強したばかり。サービス拡充のステップアップとしては理に適っており、恐らくは回線の増強を待って、ディスク容量の拡張を実施したものと思われます。

ただ、昨今、この手の低価格レンタルサーバーでは、Movable TypeやWordPressといったデータベースが必須となるCMSパッケージの利用が多いので、重いと評判のSQLサーバーの増強が同時期に行われなかった点だけは残念です。一般的に軽いと言われるローカルDBのSQLiteも、Movable Typeでは大体1000件前後のエントリ数を閾値として、データベースの肥大化に伴って鈍重になるケースが多いので、O.Z.K.でも出来れば早いうちにMySQLに切り替えたかったのですが、これではまだまだ移行の目処が立ちません。一方で、ディスク容量を増やすのであれば転送量の制限も緩和して欲しい、というのは自然な欲求なので、さくらにはこのペースで更なるサービスの拡充を望みたいところ。

とはいえ、海外にまで目を向ければさくら以上に格安なレンタルサーバーを見付けることも可能でしょうが、国内のホスティングサービスに限れば、昨今の大容量低価格プランに比べても見劣りしない、より一層オススメし易いサーバーになりました。安心の決済システムに充実したサポート、そして何より、安価な割には安定していると言われるさくらなので、そこに弱点の一つであったディスク容量が補完されることで、非常にバランスのいいサービスになっています。初心者にも簡単で、かつ長く利用出来るレンタルサーバーの定番として邁進するさくらですが、後は、コストパフォーマンスの追求に伴って品質が低下しないことを祈るばかり。

リンク:
http://www.sakura.ad.jp/news/archives/20081112-001.news
http://www.sakura.ad.jp/news/archives/20081105-002.news

2008年11月09日 (日)

2008年F1世界選手権最終戦、マッサVもハミルトンが史上最年少王者に

近年、これほどドラマチックな最終戦があっただろうか。11月2日、その日、勝者は泣き、敗者は笑った。最終コーナーの悲劇───台本があっても普通こうは行かないもんだ。

2008年F1世界選手権第18戦ブラジルGP。昨年に続いて最終戦までもつれ込んだタイトル争いは、第17戦中国GPを終えた時点で、選手権をリードするルイス・ハミルトンと2位フェリペ・マッサとのポイント差は7。マッサのチャンピオンシップ獲得条件は、自身の2位以上とハミルトンが6位以下となること。例えマッサが優勝したとしても、ハミルトンが5位以内に入れば順位の変動が無いままタイトルが決定します。どちらが勝っても初優勝となるこの日、半世紀を超えるF1の歴史において史上30人目となるチャンピオンの行方は、意地とプライドを懸けた直接対決の舞台となるインテルラゴス・サーキットに託されました。

週末を通じて好調だったマッサは、チャンピオンシップを懸けた最終戦を母国開催で迎えるという場面で、会心のポールポジションを獲得。一方で、完全アウェーとなるハミルトンも4番手とまずまずのスターティンググリッドを獲得し、情勢はハミルトンに優位のまま、全ては決勝レース次第という展開へ。決勝スタート直前の天候は曇りでドライコンディション。しかし、スタート5分前に突然激しい豪雨に見舞われ、スタートは10分ディレイ。雨は一瞬で止むものの路面はドライとウェットが混在した状況となり、波乱を予感させる立ち上がりに。雨に弱いと言われるマッサにとっては難しいコンディションで、ハミルトンにとっては恵みの雨になると思われました。


  • ほぼ全車がスタンダードウェットタイヤを装着してのスタートは、ポールポジションのマッサを先頭に上位陣はポジションをキープ。後方では数台がもつれ合った末にデビッド・クルサードが中嶋一貴を巻き込んでクラッシュ、ネルソン・ピケJr.もコースオフしてリタイア。このアクシデントでセーフティカーが導入されるものの、マッサがトップを堅持し、ファステストを更新しながらレースをリード。
  • 2番手ヤルノ・トゥルーリ、3番手キミ・ライコネン、4番手ハミルトンと、上位4台は予選順のまま慎重にラップを重ねるも、路面状況の回復した7周目辺りからドライタイヤにスイッチするマシンが増え始め、上位陣では10周目にマッサ、11周目にはトゥルーリ、ライコネン、ハミルトンがピットインしドライタイヤに交換。この間にセバスチャン・ベッテルとアロンソが順位を上げ、マッサ、ベッテル、アロンソ、ライコネン、ジャンカルロ・フィジケラ、ハミルトン、ティモ・グロック、セバスチャン・ブルデーというトップ8オーダー。
  • 6番手に後退したハミルトンは、18周目に好走を続けていたフィジケラをパスして5番手に浮上。一方、首位のマッサは、2番手のベッテルとファステストを奪い合いながら走行するもトップを死守。28周目にベッテルが2回目のピットストップを行うと、代わってアロンソが2番手に上がるものの、30周を過ぎるとマッサはペースを上げ、アロンソを凌ぐラップタイムを連発、アロンソとの差を7秒以上に広げトップの座を確かなものに。リードを維持したまま、マッサは38周目に2回目のピットストップを行い、ここでレースを走りきるだけの燃料を積むと、41周目にアロンソとハミルトン、 43周目にはライコネンも同様に2回目のピット作業を行う。
  • ここまで上位陣に大きな混乱はなく、オーダーはマッサ、ベッテル、アロンソ、ライコネン、ハミルトン。作戦的にもう1回ピット作業が必要なベッテルは、スパートをかけた後、52周目に3回目のピットストップを行うと、4番手ハミルトンの後方でコースに復帰。再度快調なペースを見せてハミルトンに1秒以内と迫る。
  • しかし、60周目を過ぎる頃から俄に雲行きが怪しくなり、63周目辺りで再び雨が降り始めると、レースは大きく動き出す。残り7周の時点で後方のマシンがスタンダードウェットタイヤに交換すると、これを見て、残り5周にはアロンソ、ライコネン、ハミルトン、ベッテルが、その翌周にはトップのマッサがピットストップ。1周判断の遅れたハミルトンは5番手に後退し、これでトップ8のオーダーは、マッサ、アロンソ、ライコネン、グロック、ハミルトン、ベッテル、トゥルーリ、ヘイキ・コバライネンとなり、ドライタイヤのまま走行を続けるグロックとトゥルーリが順位を上げる。
  • 残り2周、ピットイン前からハミルトンを追っていたベッテルがバックマーカーの間隙を縫ってハミルトンのテールを捕まえると、最終コーナーでオーバーランを誘い、一瞬ワイドになったハミルトンをオーバーテイクして5番手に浮上。ハミルトンは6番手に後退してファイナルラップに入る。対するマッサは首位を快走。この時点でチャンピオンの権利はマッサに移り、ハミルトンはあと1つポジションを上げる必要があった為、情勢はマッサに優位と見られたが、レースは予想外の結末へ。
  • ベッテルは1コーナー、4コーナーとポイントを抑えてポジションをキープ。マシンコントロールに苦労するハミルトンは6番手のまま最終セクションを迎える。その間にマッサはトップチェッカー、2位アロンソ、3位ライコネンまでがコントロールラインを通過。マッサの逆転タイトルかと思われたが、ドライタイヤのまま走行していたグロックがまさかのペースダウンで、ベッテルに続きハミルトンにまでもポジションを明け渡してしまう。最終コーナーでベッテル、ハミルトンが一つずつ順位を上げて、4位ベッテル、5位ハミルトン、6位グロック、7位コバライネン、8位トゥルーリの順でチェッカーフラッグ。

誰もが想像だにしなかった最終ラップ、最終コーナーでのドラマ。ハミルトンのオーバーテイクも、ぬか喜びに終わったチームの歓喜も、マッサの涙も、眼前で繰り広げられる一連の光景は呆気に取られる他ありませんでした。2008年F1世界選手権第18戦ブラジルGPは決勝71ラップを戦い、マッサの優勝で幕を閉じるも、ハミルトンが5位に入賞し4ポイントを獲得。この結果、98ポイントでポイントリーダーを守ったルイス・ハミルトンが参戦2年目にしてアロンソの記録を122日破り、史上最年少ワールドチャンピオンに輝きました。マクラーレンのドライバーズタイトル獲得は1999年のミカ・ハッキネン以来9年ぶりのことで、ハミルトンの育ての親ロン・デニスにとっては12年越しの悲願達成となります。

ハミルトンは最後の最後で優勝と等価の5位を勝ち取ると共に、一時は失いかけたチャンピオンの座を引き寄せ、昨年取り逃がした栄冠を獲得。チャンピオン獲得圏外から奇跡的なポジションアップを果たし、激戦となった2年目のシーズンを歴史的な偉業で締め括ることで、自身のシンデレラストーリーを最高の結末で迎えました。一方、チャンピオンシップを懸けた母国GPを優勝で飾るも最終的に1ポイント及ばなかったマッサは、今シーズンの最多勝利ドライバーとなり、チャンピオンシップを2位で終えていますが、アイルトン・セナ以来となるブラジル人チャンピオンの誕生は一先ずお預けとなったものの、インテルラゴスは空前のフィーバーに沸き、大きな足跡を残しています。

昨年に続き1ポイント差を争う混戦となったチャンピオンシップですが、総じて、ドライバーのミスやチームのミス、また、スチュワードの裁定を巡る混乱も多く、タラレバが多く語られるシーズンだったと思われる2008年。しかし、佐藤琢磨有するSAF1撤退以降、アンチ・ハミルトンの急先鋒としてマッサ、アロンソ両選手の応援に力を入れていたいちF1ファンとしては、F1の醍醐味、F1冥利に尽きるという意味では、見応えのあるシーズンだったと思います。特に、アロンソは中盤戦以降、戦闘力の劣るマシンを駆りながらも輝きを放ち、観客を楽しませてくれました。その傍らで、全力を尽くしながら、あと一歩のところでタイトルを逃し、僅か1ポイント差に泣いたマッサは、パルクフェルメと表彰台では感情を抑えることが出来ずに居ました。しかし、多くの勝ち方も負け方も学び、今年大きく成長した彼は、敗者としての威厳を見せています。ここ極東の地ではミハエル・シューマッハ最後の弟子を謳われ、名門トップチームの片腕を任されながら、アップダウンの激しい走りで批判に晒されることも多かったマッサとしては、名実共にトップドライバーの仲間入りを果たすことになった今シーズンの活躍は大きな収穫と言えるでしょう。

それだけに、プレッシャーの掛かる終盤戦で精神的に未熟なところを見せたハミルトンに対して、土壇場にこそ力強く安定したレースを戦い、真価を発揮して見せたマッサにこそ今年は戴冠させてやりたかった、というのが本音で、ハミルトンに対しては勝利数で上回っているだけに、悔しくないと言えば嘘になります。それでも、これがレースであり、これがスポーツ。今は、史上最年少王者として、また、史上初の黒人王者として、歴史に名を刻んだハミルトンを讃えたい気持ちです。そして、誇るべき美しき敗者、マッサの頑張りにも心から賞賛の拍手を送りたい。モータースポーツとしてのF1の先行きが不安視される中で、SAF1撤退という愕然とさせられるニュースもあった今年のF1ですが、でも最後にはやっぱり面白かったと言えるシーズンだったと思います。

2008年11月03日 (月)

Movable Type 3 をアップグレードしました その2

Movable Type 3.35から、MT3の最終のセキュリティアップデートバージョンであるMovable Type 3.37にアップグレードしました。アップグレード手順は、基本的にはインストール時に行った作業をそのままなぞる形になります。カスタマイズを施したファイルに関しては、該当部分の記述を適当に移植しました。

今回は、アップグレード前に利用していたMTディレクトリを残したまま、差分でのアップデートを行いましたが、ファイルのアップロード後、mt.cgiにアクセスした時点では既に管理画面のバージョンナンバーが書き替わっていたので、アップグレード画面への変遷がなかった点は気になるところですが、とりあえず問題なく動作している様子なので、この投稿は最終的なテストエントリも兼ねています。

なお、MT3のサポートは、2008年7月31日をもって終了しました。それに伴い、パッケージのダウンロードは2008年12月26日にて終了する予定なので、MT3継続利用者は早めにダウンロードを行い、バックアップを保存しておきましょう。


0. ブログをバックアップ

FTPクライアントでサーバ上のデータを丸ごとローカルにダウンロードして保存します。また、メインメニューのユーティリティ「読み込み / 書き出し」から、「エントリーの書き出し」で投稿を保存します。

1. Movable Type 3.37の個人ライセンスをダウンロード

シックス・アパート ユーザーサイトから、ユーザー登録をした後にMT 3.37をダウンロードします。MTのライセンス管理は、TypeKeyからSAID(シックス・アパート ユーザーID)に変更になりました。変更以前にTypeKeyでMTをダウンロードしたユーザーは、アカウントを移行する必要があります。

2. mt-config.cgiを設定

ダウンロードしたファイルを解凍。

MT3.2以降からのアップグレードの場合、アップグレード前に利用していたmt-config.cgiをそのまま利用することが出来ます。MT3.35から特に変更した項目はありません。

3. ファイルをアップロード

今回は差分のアップデートでも問題ありませんが、念の為、MTをインストールしているディレクトリに上書きします。default_templatesディレクトリやsearch_templatesディレクトリ内のテンプレートをカスタマイズしている場合は、ローカル側に作成したバックアップから、それらをアップロードします。SQLiteなどローカルDBを使用している場合は、それらのアップロードも忘れずに行います。アップロードが完了したら、CGIファイルのパーミッションを設定します。

4. mt.cgiにアクセス。

mt.cgiにアクセスすると、自動的にアップデートが開始されます。無事に完了したら、MTディレクトリからmt-check.cgi、mt-upgrade.cgi、mt-db2sql.cgi、mt-testbg.cgi、mt-wizard.cgiなどを削除。

5. ブログをリビルド

管理画面にログインし、ブログを再構築するとバージョン表記が3.37に変わります。これでアップグレード作業は完了です。


その他、カスタマイズを施したファイルの反映。

1. コメント欄のスパム対策用のチェックボックスを有効にする為の確認用スクリプト

/MT/lib/MT/App/Comments.pm

Comments.pmの260行目辺りに挿入。

if (!$q->param('text')) {
return $app->handle_error($app->translate("Comment text is required."));
}
if (!$q->param('spamprotect')) { 
return $app->handle_error($app->translate("Please check the 'Spam Protection' checkbox.")); 
}

*現在インストール済みのプラグイン*

・MTEntriesコンテナにrecently_pinged_onオプションを追加する
Recently pinged on Plugin
・現在のエントリのプライマリカテゴリに属するエントリをリストアップする
EntryCategoryEntries PluginNEW!
・コメント欄、トラックバック欄などの背景色を“しましま”にする
しましまプラグインNEW!

2008年11月02日 (日)

Movable Type メモランダム「EntryCategoryEntries Plugin」

*追記しました*

作業工程が溜まると貧相な脳みそが爆発するので、備忘録兼ベンチガイドとして作業記録をメモ書き。

O.Z.K.では、シンプルで使い易く動作も安定している小粋空間さんのMTテンプレートを使用していますが、偏にramhorn05jのスキル不足から理想型とは程遠いデザインに落ち着いているスキンは、それでもiBlog時代に比べれば、例えば基本的なクロスブラウザが実現していることからも、内部的には随分と進化した様に思えます。MTの運用方針としては、保守性を維持する為にもテンプレートは肥大化させたくないので、プラグインやJavaScriptを多用したフルカスタマイズに走るよりは、基本はHTMLとCSSに手を入れるだけの簡単な工作で、極力シンプルにまとまる様な調整を心掛けていますが、そのお陰で、ソース的には一つの目安であり目標としていたValid XHTML 1.0 Transitional / CSSバッジを獲得するまでに妥当性が向上しました。

MTは非常に巨大なCMSパッケージなので、素人に毛が生えた程度のアビリティでは整合性の確保に手を焼くこともしばしばで、持て余しがち。まぁ、そこが楽しかったりもするのですが、その為、今はまだMT4にアップグレードする気にはなれないので、当面、O.Z.K.ではMT3を限界までブラッシュアップする方向で試行錯誤を継続して行くつもりです。ということで、今回は再度プラグインを整理し、新たに「EntryCategoryEntries Plugin」と「しましまプラグイン」を導入してみました。


放置状態だったプラグインを整理し、

・管理画面をハックする為に必要となるベースプラグイン「BigPAPI
・投稿画面をHTMLエディタに変更する「BigPAPI」対応プラグイン「Ajaxify
・メインページを分割する「MTPaginate
・インターネットタイム“BEAT”を表示する「InternetTime
・コメントに連番を振る「mt link number

を削除しました。O.Z.K.では、エントリの管理は全て「ecto」で行っている為、副次的に用意していた「Ajaxify」も活用する機会がありませんでした。例えば、将来的に複数の環境下でブログを編纂する必要性が出てくれば、エントリの共有管理を考えた時にMT本体の投稿画面をハックすることにもメリットが出てくるので、その時には改めて「Ajaxify」などの導入を検討してみたいと思っています。


それを踏まえた上で、今回、新たに“現在のエントリのプライマリカテゴリに属するエントリをリストアップ”する「EntryCategoryEntries Plugin」を導入しました。これを利用すると、個別エントリ内で関連記事を自動的に表示することが可能になります。

ニュースサイトなどで、記事ページのぶら下がりによくある関連記事。現在の記事に関連した過去の記事などのリンクを表示して、サイト内での滞在時間を増やそうという施策です。ブログも同様に、エントリに関連記事が表示されていると、単純にサイト訪問者にとっての利便性が向上するだけでなく、SEO的にも有利で、特定のブログ記事を読みに来た訪問者が他の記事も読んでくれる可能性が高くなります。

このプラグインは、現在のエントリーのプライマリカテゴリーをカテゴリーに設定しているエントリーをリストアップする MTEntryCategoryEntriesコンテナタグを追加するものです。このコンテナタグは、エントリーコンテキスト、すなわち MTEntriesコンテナの内部、もしくは個別エントリーアーカイブで利用できます。

http://code.as-is.net/public/wiki/EntryCategoryEntries_Plugin.ja_JP

既に個人ブログでも一般的な機能になりつつある関連記事表示は、MT3系ではデフォルトでタグが用意されていない為、プラグインを利用する必要があります。著名なプラグインとしては、2002年に公開されている「Related Entries Plugin」がありますが、ただ、このプラグインの場合は、同一カテゴリ内のエントリをランダムに表示する仕組みなので、システム上、エントリの「キーワード」欄を利用していないブログでは精度面での期待は出来ないという部分で、O.Z.K.向きではありませんでした。SEO的にはランダム表示の方がより効果的なのかもしれませんが、整合性を重視し、単純に「同一カテゴリ内の最新記事を時系列順に表示したい」という目的に適う運用方法を探るのであれば、「EntryCategoryEntriesプラグイン」以上の選択肢はありません。

O.Z.K.では、「エントリー・アーカイブ」テンプレート内に、以下の要領で記述しました。同一カテゴリ内の最新エントリ7件を、パーマリンクでリストアップする設定です。

<!-- 関連記事 -->
<h3>Related Entries</h3>
<div>
<ul>
<MTEntryCategoryEntries offset="0" lastn="7">
<li><a href="<$MTEntryPermalink valid_html="1"$>"><$MTEntryTitle encode_html="1"$></a></li>
</MTEntryCategoryEntries>
</ul>
</div>
<!-- 関連記事 -->

また、MTのエントリやコメント欄、トラックバック欄などの背景色を交互に変えて“しましま”にするプラグイン「しましまプラグイン」を追加しました。ターゲットを指定することで、属性として背景色やスタイルシートを割り当てることが出来ます。属性の切り替えは奇数番目 / 偶数番目で判定しているので、ブログ主とゲストを見分けている訳ではありません。

■背景

MovableType の編集画面では,記事やコメントなどの一覧が交互に色づけされていて見やすくなっています。公開している記事やコメントやトラックバックなども,そんな風に色づけしてみたくなりました。姉妹品に「しましまコメントプラグイン」がありますが,この「しましまプラグイン」を導入すれば「しましまコメントプラグイン」は不要になります。

http://nlogn.ath.cx/plugins/stripecolor/index.html

本来であれば、ブログ主 / ゲストという具合に、投稿者別で属性を切り替えることが出来ればベストでしたが、何分調査不足なもので、あくまでも「しましまプラグイン」は暫定的な措置として仮置いています。とりあえず、O.Z.K.では以下の要領でコメント欄とトラックバック欄をストライプ仕様にしました。テンプレートで直接背景色を指定してしまうと再構築回りで融通が利かないので、スタイルシートを指定しています。しかし、元々O.Z.K.はゲストの多いブログではないので、見易くお洒落に───が目的のストライプ仕様も単発の色違いに終始しがちで、絵面が中途半端になってしまうのがネックです。

<!-- コメント -->
<MTComments>
<!-- コメントタイトル -->
<MTCommentsHeader><h3>Comment</h3></MTCommentsHeader>
<!-- コメント本文 -->
<div class="background-color: <$MTStripeColor target="comment-content" oddcolor="comment-content-1" evencolor="comment-content-2"$>">
<$MTCommentBody$>
<!-- トラックバック開始 -->
<MTPings>
<!-- トラックバックタイトル -->
<MTPingsHeader><h3>TrackBack</h3></MTPingsHeader>
<!-- トラックバック本文 -->
<div class="background-color: <$MTStripeColor target="trackback-content" oddcolor="trackback-content-1" evencolor="trackback-content-2"$>">
Title:<a rel="nofollow" href="<$MTPingURL$>"><$MTPingTitle$></a>
from:<$MTPingBlogName$>

Content:<$MTPingExcerpt$>
.trackback-content,
.comment-content,
.trackback-content-1,
.comment-content-1 {
     background-color: #efefef;
}
.trackback-content-2,
.comment-content-2 {
     background-color: #ffffff;
}

*現在インストール済みのプラグイン*

・MTEntriesコンテナにrecently_pinged_onオプションを追加する
Recently pinged on Plugin
・現在のエントリのプライマリカテゴリに属するエントリをリストアップする
EntryCategoryEntries PluginNEW!
・コメント欄、トラックバック欄などの背景色を“しましま”にする
しましまプラグインNEW!

2008年10月25日 (土)

Apple、MacBookファミリーをリニューアル

Appleは、MacBookシリーズのラインナップをリニューアルし、新しい「MacBook」2モデル、及び「15インチ MacBook Pro」2モデルを発表しました。

今回発表された新しいMacBookシリーズでは、高精度アルミニウムユニボディとLEDバックライトディスプレイ、ガラス製マルチタッチトラックパッド、Mini Display Portなどを採用し、NVIDIAの3D統合型グラフィックプロセッサGeForce 9400Mを搭載。従来の「MacBook」「MacBook Air」より5倍高速な3Dグラフィックスパフォーマンスを発揮するとしています。また、ガラス製マルチタッチトラックパッドは、従来の「MacBook」に搭載されていたマルチタッチトラックパッドと同様、二本指で操作するマルチタッチジェスチャーに対応する他、新たに4本指までのスワイプをサポート、パッド全体がボタンとしてクリック出来る構造で、面積が従来よりも大型化されたのが特徴となっています。

一方、新しい「15インチ MacBook Pro」では、最高2.8GHzで動作するIntel Core 2 Duoプロセッサを搭載し、バッテリー駆動時間を優先するNVIDIA GeForce 9400M統合型グラフィックプロセッサと、より高いパフォーマンスを提供するNVIDIA GeForce 9600M GTディスクリートグラフィックプロセッサを切り替えて使用できるスイッチャブルグラフィック仕様の新しいグラフィックスアーキテクチャを採用しています。

なお、今回のアップデートで、「MacBook」と「15インチ MacBook Pro」からはFireWire 400ポートが廃止されています。また、「17インチ MacBook Pro」と「MacBook Air」についてはデザインは据え置きで、グラフィックプロセッサやメモリなどを強化した新モデルが発表されています。

Image:MacBook Pro Late 2008

今回の新しいMacBookファミリーの見所は、何と言ってもその一新されたデザイン。

ユニボディの特徴は、1枚のアルミ板から本体を削り出すことで、一体型のシンプルな構造が可能になるだけでなく、パーツ数の削減によって軽量ながら頑丈な筐体を仕上げられること。ただし、これまでパーツの繋ぎ目で調整出来ていた遊びが無くなる為、ミクロン単位での精密な製造技術が必要になります。それがBrick製法であり、それが“高精度”アルミニウムユニボディという訳です。

従来のMacBookシリーズでは、異なる素材を継ぎ合わせることでボディを構成していましたが、ユニボディの採用によって、新しい「MacBook」と「MacBook Pro」からは継ぎ目が無くなりました。ディスプレイ、本体ともに継ぎ目の無いデザインは、クリックボタンの無いトラックパッドと相俟って、非常にソリッドな見た目となっており、いずれも細かい変化ながら、全体的に見ると格段にシンプルになった印象を受けます。特に「MacBook」は、これまでにない洗練された佇まいを備えるに至りました。

ユニボディの長所は、見た目の美しさに加えて強度があること。外装とボディフレームが完全に一体化されることで、それはモノコックフレームの如く、高い剛性を実現します。ユニボディの手法は既に「MacBook Air」で採用されていましたが、今回の発表によって、MacBookシリーズの全製品が新世代のノートブックボディを纏うことになりました。

新しいMacBookシリーズは、パッと見では塊然としたユニボディがガッシリとした質感を醸し出しているものの、実際には厚みを感じさせない、圧倒的に薄さを感じさせるデザインです。シルバーとブラックの取り合わせは、従来のMacBookシリーズの様な単色系のパッケージに慣れていると多少の違和感を感じますが、造りは贅沢で、高級感があります。まさに「MacBook Pro」のメジャーアップデートに相応しいエレガントな仕上がりです。しかし、矮小的に見ると、「iMac」からディスプレイを、「MacBook」からキーボードを、「MacBook Pro」からアルミボディをそれぞれに引き継ぎ、それを集大成した感のあるシリーズですが、ただ一点、それが結果として一部のユーザーにとっては好ましくないグレア液晶までもを強要されることになってしまった点については残念でなりません。

一方で、デザインが共通化されたことで、「MacBook」は更にバリューが上がり、逆に言えば「MacBook Pro」のハイエンド感が下がりました。実際には、FireWire 800ポートの有無、ExpressCardスロットの有無など見るべき点はありますが、外観は瓜二つ、内蔵チップセットも同一の仕様で、これまで上手く差別化されていた「MacBook」と「MacBook Pro」の違いがほとんど無くなっています。これまでProを選択する理由として考えられたのは、8割方がデザインかグラフィックスか15インチかで、その内の二つが無くなったということは、これはもはや「MacBook」というよりは「13インチ MacBook Pro」であり、ここまで性能的に近しくしたのであれば、敢えてラインを二つに分ける必要は無かった様に思えます。

とはいえ、新しいMacBookシリーズはCPUこそ新味に乏しいものの、GPU周りはIntel製チップセット / ATI製GPUからNVIDIA製の統合型チップセットに変更されたことで一変しており、コストパフォーマンス自体は高いと言えます。今回発表されたMacBookシリーズは、特にProの場合は、従来のモデルに比べるとパッと見ではマイナーチェンジくらいの手応えで、「MacBook Air」ほどのインパクトはありませんでしたが、スペックやデザインを総合的に鑑みて行くと、Appleとしては新しい要素をかなり盛り込んでおり、今後数年間はこのスタイルで行く為の基盤造りをしたんだな、という印象を受けます。古い遺産をさりげなく消しつつ、新しい機能を更にさりげなく取り込んで行くという流れは、革新的な未来のノートパソコンとまでは行かなくても順等な進化で、購買意欲を刺激するだけの魅力的なモデルになっていると思います。

とまれ、既に4年目に突入している我が愛機の「iBook G4」は、最近は性能的にもギリギリの稼働を続けており、そろそろ買い換えを検討する時期に入っていたので、恐らくは今回の“Late 2008”モデルから後継機をチョイスすることになると思います。ただ、念願のIntel機とあって、どうせならBoot CampでモンハンFやPSUといったゲームを楽しみたいので、物欲はよりパワフルなGPUを積む「MacBook Pro」に向かわざるを得ません。その場合、特に無印→イルミナスの野望に至る間に統合型チップセット環境を切り捨てたPSUにおけるスペック要件の拡張プロセスを踏まえると、向こう4年である程度の余裕は持たせたいので、となると選択肢は上位モデル一択となるのですが、理想はどこまでも高く、他方、Appleローンを組むにしても予算的には相当厳しいので、見積もりを精査し歳出を切り詰めたところでどうにかなるものなのか、最終的な判断は年明けまで保留することになりそうです。

2008年10月19日 (日)

NHK BS2「チャットモンチー LIVE in 武道館」

NHK BS2にて「チャットモンチー LIVE in 武道館」がOAされました。

徳島で結成されたスリーピース・ロックバンド、チャットモンチー。2006年のメジャーデビューから女性ロックバンドとしては史上最短となる2年4ヶ月で到達した日本武道館2DAYS。11月5日のDVD発売に先駆けて、今回の放送では、初の武道館ワンマンライブ「チャットモンチーのすごい2日間 in 日本武道館」から2日目の模様をインタビューなどを交えてザックリと紹介しました。

NHK BS2では、国内外を問わず様々なミュージシャンのライブ映像を頻繁に放送していますが、散漫な生活を送っているとリアルタイムで視聴する機会にはなかなか恵まれないもので、今年に入ってからOAをチェック出来たのは「徳永英明 1000th ライブ」と「チャットモンチー LIVE in 武道館」のみ。艶のある暮らしに“NO MUSIC, NO LIFE.”は欠かせませんが、文字通り、音楽のない日常には活気がありません。

Photo:チャットモンチー LIVE in 武道館

単発のシングルではピンと来なかったチャットモンチーですが、ライブ映像を観てみて思ったのは演奏が上手いということ。カメラワークが良かったので、ギターを手繰る指の動きなども追えましたが、スリーピースでもここまでの音を出せるということに、正直、圧倒されてしまいました。サポートバンドを従えず、「私たち、全部自分たちで音出して演奏しています」という姿勢にも好感を覚えますが、それは即ち、自信に裏打ちされた実力があるということ。ガールズバンドの中では抜群の演奏力を誇るのではないでしょうか。

改めて音楽に耳を傾けてみると、ルックス先行型のファッション・バンドだと思われがちなチャットモンチーもポテンシャルは想像以上で、それも現在のJ-POPシーンではあまり見られないタイプの独自の音楽センスを持ったバンドであることが分かります。骨太なロックサウンドも、飾り気がないながらも表情豊かな演奏スタイルも好みでしたが、特にボーカルの橋本絵莉子など、その華奢な体のどこにそんなパワーがあるのかというくらい、とにかく、音楽への情熱や気迫がひしひしと伝わって来て、観る者聴く者の心をグッと掴んで離さない、そんな魅力に溢れていました。楽曲そのものにはそこまで幅がある訳ではないので、全体的に動きも少ないステージでしたが、サウンドは走っており、素直にカッコ良かったの一言。

橋本絵莉子:
バンドっていつもカッコイイくないとって思うんです。

福岡晃子:
出したくないっていう曲を出さなきゃいけなかったり、カッコ悪いと思っているようなことをやらなきゃいけなかったりとかいうことは、やってしまうと本当にダサくなるし、すっごい不健康だと思うんですよ、そういう音楽って。

言っていることはごく当たり前のことでも、それをプロとして実践し続けるということは、実はとても大変なことだろうと思います。バンドが常にカッコイイ状態であること、出したいと思う曲を産み続けること。ライブ向きのバンドであるという利はあるかもしれませんが、ここまで音楽に対して純粋で真っ直ぐな姿勢をもって活動しているバンドというのもそうそうあるものではありません。今回のライブを堪能して、チャットモンチーのオリジナリティ、音楽性を改めて見直しました。独特な詩の世界観と力強いロックサウンドでシーンに一石を投じるチャットモンチー、今後も素直に貪欲に音楽を追究する彼女たちから目が離せません。

2008年10月15日 (水)

リア・ディゾンが結婚

まさかのできちゃった結婚で黒船轟沈。

びっくり!リア・ディゾン「できちゃった婚」

“グラビア界の黒船”の異名でブレイクした米国出身のリア・ディゾンが、10月14日に行われた全国ツアー「Leah Dizon Live Tour 2008 “Communication !!!”」のツアーファイナルで、結婚と妊娠を電撃発表しました。

お相手は仕事で知り合った20代の日本人スタイリストで、一年程前からリア・ディゾンのCDジャケットの撮影に参加していたとのこと。仕事の相談をする内に親密になり交際に発展、妊娠を機に結婚を決意し、10日に婚姻届を提出しました。

ツアーファイナルとなった東京・Shibuya O-EAST公演では、アンコールを含む18曲を披露。アンコール最後の曲「L・O・V・E U」を歌う直前に彼女は「最後に大切なお知らせがあります。ファンのみんなに最初に直接伝えたかった。最近結婚しました。今お腹に赤ちゃんがいます」と、号泣しながら発表し、集まったファンを驚かせた。

リア・ディゾン、ツアーファイナルで結婚&妊娠発表

リア・ディゾンは現在妊娠3〜5ヶ月。今後の芸能活動に関しては「しばらくお休みしますけど、また必ず戻ってきます」と語っています。

“グラビア界の黒船”として鳴らしながら、実際には全国ツアーを敢行してしまうほど歌手業に力を入れていたことに驚かされるリア・ディゾン。とはいえ、彼女の所属事務所は、リア・ディゾン以外に目立った所属タレントがいないにも関わらず営業方針がグダグダだった印象しかないので、こういう流れになるのもある意味では当然のことなのかもしれません。しかし、お茶の間での露出も増え、さぁこれからという時期だっただけに、絶頂期に向かいつつあった矢先のできちゃった結婚は日本観点からは明らかにマイナス要素で、彼女の商品価値はガタ落ちです。

一方、ツアーの最後にこんな爆弾を落とされて、ファンとしてはどうなのだろう、というのが一点。“黒船”とまで言われながら、傍目には貪欲さに欠け、あまりガッツの見えなかった彼女ですが、これではそのやる気や仕事ぶりを否定されても仕方がありません。また、彼女は再び芸能界に復帰するつもりでいる様ですが、正直、歌手よりもグラビアアイドルとして有名になったリア・ディゾンが、出産後に戻ってきて果たして売れるのか。契約にシビアな芸能界では現在の仕事にも影響があるでしょうし、帰ってきた時にはファンも仕事も激減しているという状況は想像に難くありません。まあ、どうなるにせよ、結婚して子供を産んで幸せになりたいというのであればそれ相応の覚悟はあると思うので、どうぞお幸せに。

セクシー写真をネットに載せたばかりに、数奇な人生を送ることになったリア・ディゾン。このまま日本に居て大丈夫なのだろうかと心配の一つや二つもしたくなりますが、まあ旦那が日本人である以上はもうしょうがないのかな。

2008年10月10日 (金)

マンナンライフ「蒟蒻畑」の製造を中止

兵庫県の1歳男児がこんにゃくゼリーをのどに詰まらせ窒息死した事故の影響で、製造元のマンナンライフは、この事故の原因となったミニカップ入りこんにゃくゼリー「蒟蒻畑」の製造を中止しました。同社品質保証室では「警告マークを大きくするなど行政に要請された改善策に応じられないため」としています。

今回の事故を巡っては、野田聖子消費者相が同社の幹部を呼び出して、自主回収やゼリーの形状の変更などの自発的な検討を要請。農林水産省も業界側に、子どもや高齢者が食べないように警告する外袋のマークの拡大やミニカップ容器にも警告を表示するなどの再発防止策を求めていましたが、メーカー側は要求された対応が困難と判断し製造中止に踏み切りました。今後は販売を再開するかどうかも含め、対応を検討していく予定。

マ社によると、製造中止となるのは、蒟蒻畑(25グラム12個入り)の8種類▽蒟蒻畑ライト(24グラム8個入り)の6種類▽蒟蒻畑コンビニ専用商品(25グラム6個入り)の3種類。8日の出荷で販売をいったん終了する。製造再開のめどは未定という。

 今回の事故を受け農林水産省は、子供や高齢者が食べないよう警告する外袋のマークの拡大やミニカップ容器にも警告を表示するなどの再発防止策を要請。業界団体は取り組みを表明していたが、マ社は「時間的、物理的に対応が困難で流通に混乱を招く恐れがある」と判断したという。既に流通している商品は「商品が危険だから製造中止にするわけではない」として自主回収せず、テレビCMなどで子供や高齢者は絶対に食べないよう注意を呼びかける予定だ。

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081008k0000m040170000c.html

こんにゃくゼリーでは95〜96年に8件の死亡事故が相次いだ。センターの注意喚起や業界団体の注意表示で97〜04年は8年で3件と減ったが、05〜07年の3年で5件と再び増加の兆しを見せている。

http://www.asahi.com/national/update/0930/TKY200809300112.html

こんにゃくゼリー問題はネット上でも議論を呼んでおり、「餅の方が危険」といった反応から「保護者の責任も大きい」「こんにゃく製品にだけ厳しい対応を求めるのはおかしい」といった意見も多く見られます。それも当然のはずで、マンナンライフは率先して事故を起こり難くする為の改良を行ってきました。死亡事故が頻発した90年代半ばの段階では多くの問題を抱えていたこんにゃくゼリーも、事態を受けて、マンナンライフではカップ形状を変え注意喚起を行い、対策を実施しました。その結果、ここ2、3年、新規参入組の影響で再び死亡件数が増加傾向に転じるまでは、目立った誤嚥事故は起こっていなかった訳です。

痛ましい事故に対して、安易に自己責任論を展開することには躊躇を覚えるものの、今回の事故は、「祖母が・凍らせて・乳幼児に」食べさせたという状況であり、ある程度、自己責任が問われても仕方がない要素はあると思います。考えてもみれば、容器ごとに警告が大きく表示されていたとしても、それを読まずに無配慮に子供に与えてしまうような保護者は必ず存在する訳で、事前にカップの形状を工夫していたとしても今回の事故を防げたとは思えません。製造物責任の範囲を明確にせずにこの手のツッコミを突き詰めて行くとただの魔女狩りメソッドにしかならないので、少なからず、マンナンライフがこれだけの心血を注いでいるのだから被害者には同情出来ない、メーカーとしての頑張りが報われないからこその消費者相批判という論調にも、共感を覚えずにはいられません。

個人的には、今回の事故は、どのような食品にでも起こりうる誤嚥事故の一種であると理解しています。そういう意味では、こういった事故に遭遇した際にメーカー側がどう対処すべきなのか、という点でマンナンライフの動向には注目していますが、何せマンナンライフの売り上げの9割弱を「蒟蒻畑」が占めているということからも、体力がなければ即倒産という部分で、今後の成り行きを憂慮せざるを得ないのが実情です。企業努力を続けて来たマンナンライフからすれば、責任の全てをこんにゃくゼリーに押し付けるやり方は、言い掛かりに近いとさえ感じられることでしょう。製造中止の決断も、どちらかと言えばトレードオフの観点から、いくら警告表示を強化したところで、このままでは再度事故が発生して賠償問題にも発展し兼ねないとの判断が働いたものと考えられます。果たして、マンナンライフをせっつくことで一体誰が得をするのでしょうか。メディアの中にも比較的冷静な意見は見受けられますが、消費者団体などの突き上げを注視していると、どこか不二家に対するバッシングをも彷彿とさせます。

そもそも論で言えば、子供のリスク管理は、まず最初に保護者がやるべき事柄のはず。保護者の責務を問題にせずに頭ごなしに国がしゃしゃり出てくると、おかしなことになってしまいます。

2008年10月07日 (火)

F1史上初のナイトレースを成功裏に終わらせたシンガポールGP

2008 F1世界選手権、第15戦シンガポールGP決勝。F1史上初のナイトレースは、市街地の真ん中に作られた特設サーキット、マリーナベイストリートサーキットから。

初のシンガポールは波乱の展開 アロンソ&ルノーが劇的復活勝利!
シンガポールGP日曜ドライバーズコメント:アロンソ「優勝など不可能だと思っていた」

心配された降雨もなく、ドライコンディションのまま61周の決勝レースを消化したアジアラウンド初戦。優勝を飾り歴史的なメモリアルレースに名前を刻んだのは、セーフティカーの混乱を切り抜けた元王者フェルナンド・アロンソ。週末を通じて絶好調を維持しながら、前日の予選では痛恨のマシントラブルに泣き15番グリッドと沈んでいただけに、今シーズン低迷しているルノーにとっては2006年の日本GP以来となる念願の、そしてアロンソにとっては2007年のイタリアGP以来となる劇的な復活勝利となりました。

一方、今、最も勢いに乗るフェリペ・マッサは、会心のポールポジションからレースをリードするも、セーフティカー出動中のピットストップで給油リグが外れる前にピットアウト、燃料ホースを引きちぎってしまった為にピットレーン出口手前での停車を余儀なくされ、その後ドライブスルーペナルティまでもを課されるなど、フェラーリ悔恨のミスに祟られ撃沈。佐藤琢磨有するSAF1撤退以降、今季はアンチ・ハミルトンの急先鋒として、マッサ、アロンソ両選手の応援に力を入れていたので、悲喜こもごも、明暗の別れる展開となりました。以下、ペナルティストップを受けるもセーフティカーの間隙を縫ったニコ・ロズベルグが2位、大きなトラブルなく戦局を乗り切ったルイス・ハミルトンが3位となり、この結果、ドライバーズチャンピオンシップではトップのハミルトンが84ポイント、2位のマッサが77ポイントとなり、一気にハミルトン優位の情勢となりました。

歴史的な通算800戦目のメモリアルレースとなったシンガポールGPは、アジアで4番目の主催国となる初開催のシンガポール、史上初のナイトレースと、全てが初づくしの開催で、F1の歴史にまた一歩、大きな足跡を刻むことになりました。今回の為に実にサッカースタジアムの4倍の明るさと言われる照明1800個、照明総費用8億7000万円が投じられるなど、シンガポールの威信を懸けた一大国家事業だけあって、何もかもが規格外のバブリーなグランプリ。新旧の名所を駆け巡る夜の市街地決戦は幻想的かつ非現実的で、見た目にも面白い新世代のコースとなっていました。

特設サーキットは、バンピーで滑り易く、ミスを誘発し易いという公道コースの特徴を踏襲しており、1周1分45秒という長い間、如何に高く集中力をキープ出来るかに加えて、世界的にも珍しい半時計回りの進行方向はドライバーの肉体にも過酷である為、総じてドライバーの腕が試されるコースとなっており、波乱が予想された下馬評通り、セーフティカーが投入されることで動きのあるレースとなりました。

初めて照明の下で行われることになった今回のグランプリは、夜間開催が果たしてレースにどのような影響を及ぼすのか、未知数な部分があったものの、きらびやかなネオン街の中心に浮かび上がる光の道を時速300kmで駆け抜ける魅惑のナイトレースは、マシンに反映される照明の反射光の美しさに目を奪われるなど、五感を刺激し、視覚的にも楽しかったというのが一点。実際には、火花が飛