2009年07月21日 (火)

神谷英樹最新作「BAYONETTA」10月29日発売決定

今、Call of Duty 4: Modern Warfareが面白い!Resistanceで味わった挫折感がまるで嘘の様な楽しさ。おまけに、エイムアシスト機能が無ければクリアさえままならないであろうヘタレでもサマになってしまう懐の深さ。しかし、その敷居の低さが決して底の浅さに繋がらないのがCoD4の真骨頂。全世界1,000万本の神通力は伊達ではありません。

英国陸軍特殊部隊S.A.S.の新人隊員ソープ=マクタビッシュとなってロシアの超国家主義テロリストを追うキャンペーンモードは、ドラマチックな演出と綿密なシナリオ、現実感のあるグラフィックスとが相俟って、まるで映画のよう。抵抗感のあった戦争もの、ミリタリーものへの見方がちょっと変わりました。CoD4が提供するインタラクティブ性はFPSならではのものですが、その見せ方にはどこかMGSにも通じるセンサビリティを感じます。

ただ、止め時が見付からない反面、エイムや索敵には集中力を要する為、心身共に消耗する度合いも大きく、長時間のプレイには向きません。私の体力では2日に一遍、せいぜい2時間程度のプレイが限界ですが、イージーでの慣らし運転を終えて、ノーマルでの2周目も佳境に入ろうかという程度には、我ながらハイペースで周回を重ねています。プレミア価格を飲み込んだ直後に廉価版が発表されたのでショックも大きかったのですが、決定版との評判も納得の出来映えに、7,800円の傷心も吹き飛んでしまいました。

さて、今回、PLAYSTATION 3及びXbox 360向けに開発が進められているクライマックス・アクション「BAYONETTA(ベヨネッタ)」の発売日が2009年10月29日に決定したことが発表されました。予約購入特典として用意されるのは、スペシャル・サウンドトラック「RODIN'S SELECTION」。ゲーム中に登場するロダンが経営するバー“The gates of Hell”のメニューに見立てた特製冊子と、メニューの中からロダン自身がセレクトした珠玉の楽曲を収録したスペシャル・サウンドトラック「RODIN’S SELECTION」がセットになった特別アイテムとなっています。

Amazon.co.jp:BAYONETTA

ramhorn05jも一押しの「ベヨネッタ」は、バイオハザード2 / デビルメイクライ / ビューティフルジョー / 大神など、歴々の名作を手掛けたことで知られる現プラチナゲームズ所属の神谷英樹ディレクター最新作。E3 2009以降、徐々にその全貌が明らかになっている本作ですが、先の選評では、激戦を極めたAWAYの地で、完全新規のオリジナルタイトルでありながら、大手メディア1UP.comからのお墨付きとなる「1up E3ベストアクションジャンルゲーム」を受賞するなど、ゲーマーからの注目度も高まりつつある期待作です。

近年、それぞれのチャプターにおいてトレンドを作り上げて来たゼルダの伝説 時のオカリナ、デビルメイクライ、God of Warに続き、DMCでアクションゲームに新時代を到来させた神谷ディレクターが、3Dアクションゲームのスタンダードを、いよいよNEXT LEVELへと押し上げる「ベヨネッタ」。

精鋭部隊と呼ばれたカプコン第4開発部より独立したクローバースタジオ解散後、SEEDSを経て、新興ブランドからの再出発となる神谷ディレクターにとって、「DMC以降、進歩の無かったアクションゲームを新次元へと進化させる」という挑発的な発言が、自身を追い込みつつも話題性を高める為のブラフ、即ち、意図したビッグマウスであったことは確かです。しかし、同時に一時代を築いたDMCとGOWのアクションスタイルを融合した“3Dアクションゲームの完成系の一つ”という意味では、「ベヨネッタ」が現世代機になってようやくお目見えする“次世代”のアクションゲームであることは恐らく間違いありません。

「とりあえずパクればいいや」程度の芸の無いGOWフォロワーが続出する中で、「ベヨネッタ」はただGOWを模倣するのではなく、そのまま本家越えを果たしてしまおうという気概を持った作品です。ゼルダの伝説フリークであると同時に、GOWに感銘を受けたことを公言している神谷ディレクターが、クリエイターとしての天才性を存分に発揮しながら研究を重ね、そこにDMCのエッセンスを結実させた「ベヨネッタ」は、既に奇跡的な完成度の片鱗を覗かせており、E3 2009以降のアクションゲームの中では頭一つ抜けた存在感を発揮しています。

内容の割に売れなかった不遇のクローバー時代には、カプコンに戻ってまたDMCの続編を手掛けて欲しい、などという妄想が頭を過ることもしばしばありましたが、あまりにも鮮やかな“ベヨネッタ・インパクト”の前にはあらゆる禍根もその意味を成しません。が、そこはむしろクローバー時代があったからこそ、今の「ベヨネッタ」があると考えるべきなのでしょう。ただ、彼らがこの8年間で培ったものをここぞとばかりに吐き出しているのは事実ですが、その伸び代のお陰で並み居るライバルをも突き放すだけの圧倒的な差が生まれたというよりは、元々ベヨネッタチーム(旧チームリトルデビルズ)にこれだけのポテンシャルがあったと解釈するのが妥当です。たまたま彼らが、DMC以降、このジャンルに未参入だっただけの話であります。

神谷チーム8年の集大成であると同時に、これまでのどの神谷ゲーをも凌ぐマスターピースとなる予感を強く感じさせる「ベヨネッタ」。ゲーム熱が失われて久しい昨今、私がゲームファンとして「ベヨネッタ」に寄せる情熱と興奮は、まさにDMCにエキサイトしていた在りし日の感覚を思い起こさせるものです。

関連リンク:
O.Z.K. : プラチナゲームズ「ベヨネッタ」公式サイトオープン

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