2010年02月01日 (月)

Call of Duty: Modern Warfare 2 - 近況報告

発売日からマイペースにまったりとプレイに勤しんでいたMW2のマルチプレイヤーですが、累計プレイ時間は64時間ほどで、とりあえずレベル70───名誉モードが可能な実質レベル71相当に到達しました。今回もプレステージは行わないので事実上のカンストですが、儀式のノルマは一通り達成しているので、後は心行くまで遊び倒すだけ。まあ、長く続けられるゲームなので、のんびり行きたいと思います。

Amazon.co.jp:CALL OF DUTY : MODERN WARFARE 2

イントロダクション

日本語音声吹き替えについては、既に諦観の境地に達しており、あれだけ悪態を付いておきながら、まあ言ってしまえば案外慣れるもんです。本編では一切お目に掛かることの出来ないオリジナル音声+日本語字幕のトレーラーがデモムービーとして収録されているのが嫌らしいですが、今では、ルルーシュの(違う)「幽霊部員、オンライン(キリッ」を週に一度は聞かないと落ち着かない体になってしまいました。

キャンペーンはレギュラーを1周した後、個別にトロフィーの解除を試行しながらステータス表示で50.7%を走破、スペシャルオプスでは身内で随一の腕前を誇るナナメさんの協力を仰ぎ、エコーを除く全ミッションのベテラン攻略を達成して同じく91%を走破、これにマルチプレイヤーの100%を合わせて、総合でトロフィーは57%まで獲得しました。発売前は、期待が大き過ぎた分、情報が明らかになる度に酷く地雷臭が高まって行くことに強い憂慮を覚えていましたが、いざ蓋を開けてみれば、思っていたよりはずっと面白い。リアルタイムに経験するFPSが初めてなので少なからず新作補正は掛かっていますが、そんな印象です。

作品の持つポテンシャルを考えれば、例えば、バイオハザードが50万本売れる市場ならCoDが50万本売れたっておかしくないと私は思うのだけれど、まあそんな夢想を語っても仕方が無いことは分かっています。一応、廉価版を含めた前作CoD4の実績と(未だに売れているのがスゴい)今作の初動で、PS3版の累計20万本突破は堅いと予想していましたが、今なお週間ランキングのTOP50にチャートインを続けているMW2は、フルプライスのFPSとしてはなかなか健闘しているのではないでしょうか。このままジワジワと売れ続けて、出来ることなら最終的には30万本くらい行って貰いたいものです。だから皆もMW2買おうぜ!

シングルプレイヤーキャンペーン

さて、対戦ありきのFPSにあって、比較的シングルプレイヤーキャンペーンの比重が大きく、毎回、丁寧に作り込まれているのがCoDの特徴でもあります。CoD4同様、FPSならではのインタラクティブ性と、MWらしいドラマティックな演出は健在ですが、反面、シナリオ自体は結構支離滅裂な印象で、「基本的に荒唐無稽だが現実に起こってもおかしくない程度のリアリティあるプロット」からは随分と乖離しており、良くも悪くも言えない感じ。地に足の着いた、地味でリアルなドラマが展開していたCoD4に比べると、トンデモ成分が多く包含され、かなり陳腐化してしまったMW2のシナリオ。恐らくは始めに目的ありきで、何よりもまず「ワシントンD.C.やホワイトハウスを戦場にしたい」という大義があったが為に、設定考証が後回しにされ、結果「前作よりスケールを大きくしなければ、ドラマティックにしなければ」という意識ばかりが肥大して、イベントの断片にゲームの本質が振り回されてしまったのではないでしょうか。

他方、敵のAIを含めたスクリプト駆動のイベントも、アルゴリズム的には退化している面があるので、レベルデザインとの戦いという部分では、2009年の賞レースでベストシューター部門を獲得しているKILLZONE 2に比べても見劣りする部分があります。

例えば、無限湧きが無くなった分、全体的に敵の数が増えていますが、「より人間の思考に近い動き」といったテクニカルなアプローチではなく、CPUならではのチート性能による行動パターンの誤摩化しと、物量に頼ったゴリ押し作戦が展開されるので、駆け引き以前の問題としてプレイヤー負荷は大きく、無駄にストレスが溜まります。更に、スペシャルオプスに代表される一部のミッションはランダム要素が大きく、運絡みの理不尽な死に方をするケースも多いので、前作に比べて低難易度の攻略はより難しく、高難易度の攻略はより簡単になっている感覚です。その割には、レギュラーの攻略でさえ死体の山を築き、イライラがマッハで有頂天だった私でも、累計6時間ほどのプレイでエンディングを迎えてしまったので、シングルFPSとしてのバランスはいつになく大味な印象を受けます。

回線について

一方、メインであるマルチプレイヤーですが、前作での教訓を踏まえると、何よりオンラインに参戦する前提としては、我が家のADSL環境における回線速度が大きな課題でした。光回線も安価になったとはいえ、仮に4,000円程度の月額費用で利用出来るとすれば、それがADSLなら2,000円で済む訳で、我が家の経済状況では、現状、光回線の敷設は検討の俎上にすら上がらないのが実情です。とはいえ、流石にMAGβのアップデータ(3GB分)をダウンロードするのに7時間も掛かる様な、下り1.5Mbpsの糞回線では洒落にならないので、せめてもの次善策として従来のADSL12Mコースを50Mコースへと変更しました。

PS3の接続テストでは実効速度が上り250~750Kbps / 下り3.5~5.0Mbpsといったところで、下りはほぼ倍増以上の効果が得られました。残念ながら上りは1Mbpsに届きませんでしたが、苦肉の策としてはまずまずの手応え。某掲示板などを見ていると「スタートラインにすら立っていないのではないか」と思わされるスピードなので、光回線にはどう足掻いても太刀打ち出来ませんが、MW2における通信仕様の変更と相俟って、これでもまだ多少は戦える様になったと思います。

また、MW2では、全体的にリコイルが軽減され射撃レートが高くなっているので、自分も相手も弾が当たる仕様です。加えて、被弾すると銃口が大きく跳ね上がりサイトコントロールが難しいことから、正面から撃ち合えば、まさに運を天に任すサイコロ振りゲームの様相を呈します。その辺りに気付いているプレイヤーが多いので、スコアプレイでは多くの人が微妙な“待ち”を多用していますが、今回、NATタイプがオープンであれば異様にホストが取れるので、そういった部分でも回線速度底上げの恩恵は大きいと思います。相変わらず拙宅は無線LANなので、ホストを取る度にすっかり恐縮してしまうのですが、クライアント判定となった今作でも、純粋にping勝負であればホスト回線の優位性は健在です。PlayStation Networkの場合、どうもホスト機の負担が大きくなる様で、相性によってはホスト回線側に処理落ちやラグが発生するケースがありますが、基本的には前作同様のホスト無双が可能だと考えて間違いありません。

オンラインマルチプレイヤー

今作は高低差が大きく入り組んだ構造のマップが多いので、試合の展開としては複雑な地形が裏目に出ることも多いですが、MW2の広さに慣れると、むしろCoD4のマップでは窮屈で単純に狭いと感じます。システム的には、CoD4におけるカジュアルさが相殺された反面、純粋にFPSらしい戦略的な立ち回りが要求される様になったので、スケール的にはゲームの指向性とも合致した整合性のあるサイズとなっています。その為、試合内容に当たり外れが大きいといっても、ひとたび、ある程度ゲームを分かった者同士がスコアの接近した攻防戦を展開すれば、その緊張感はCoD4にも充分匹敵する、というのが率直な感想です。

そういう意味では、基本的にStingerを担いで「とにかく走る!動く!」といった突撃野郎である私の場合は、セカンダリウェポンやキルストリークのインフレも、さほど脅威とは感じていません。とはいえ、当然、ゲームそのものに不満が無い訳ではなく、どうしてもCoD4と比較してしまう部分はあるので、そうした時に「イマイチに思えて仕方が無い」といった賛否両論の声は理解出来ます。下手なFPSよりは断然面白いMW2も、素材の良さを活かし切れていない側面は確かにあるので、「CoD4ほど神格化されたゲームにはならない」という評価は妥当です。というのも、今作は特にInfinity Wardのゾンザイな仕事ぶりが目立つ印象で、バグといいバランスといい、クローズドβやオープンβをケチったツケが早々に露呈してしまいました。そして、それらの問題に対する対応の遅さが、MW2やIWへの評価を更に押し下げています。最終的には、「WaW以上、CoD4未満の盛り上がり」といった辺りで落ち着くのではないでしょうか。

他に幾つか気になる点を挙げるとすれば、グラフィックエンジンや色彩設定の関係で、私の様な色覚異常者には、敵の視認や、ID、レーダーといった文字情報の判別が前作以上に難しくなっていること。ただでさえ保護色となる様なオブジェクトが多く、草むらに伏せたり、カウンターに半身を隠すことで、障害物と一体化した定点が容易に可能なので、芋っぽい戦略が幅を利かせて来ると途端に索敵の難易度が上がります。マップ構造の複雑化と、情報量の増加による疲労感は確実にあるので、良くも悪くも、試合展開や相手の戦略がダイレクトにモチベーションに影響するのが今作の特徴と言えます。

ちなみに、MW2はCoD4とは違いあらゆる要素のアンロックに膨大なキル数が必要なので、総ての武器&パークを満遍なく愛でる、という完璧主義的なやり方は少々大変かもしれません。まずはシステムを充分に理解した上で、専門分野に特化した育成が必要でしょう。裏を返せば、かなり深い部分までプレイスタイルをカスタマイズ出来るということなので、ガッツリやり込むことが可能です。


以上、大雑把なファーストインプレッションはこのくらいにして、以下、レベル71相当時点での通算成績やステータス状況は、O.Z.K. : 「Call of Duty: Modern Warfare 2」成長の備忘録に続きます。

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