2014年02月20日 (木)

NEC AtermWG1800HP

新たな最強伝説の幕開けなるか───ということで、無線LANルータを更新しました。

単純なスペック競争では、毎度お馴染みのBUFFALOを始め、ASUSのパワー番長ぶりも喧しいところですが、拙宅における劣悪な住環境での酷使ぶりを考えると、やはりそこは信頼と安心の実績たるNECブランドを頼りたいところ。ということで、チョイスしたのは第5世代Wi-Fi規格IEEE802.11ac対応無線LANルータの本命にして最右翼、NEC AtermWG1800HP - PA-WG1800HP/E。

Image:NEC AtermWG1800HP - PA-WG1800HP/E

ギガスピードWi-Fi!Atermフラッグシップモデル!

AtermWG1800HP | 製品情報 | AtermStation

O.Z.K. » NEC AtermWR9500N 最強伝説のエントリを立ち上げてから丸2年にも満たない内での買い替えとなりますが、AtermWR9500Nが「全てはPS3の為に」を錦として掲げた導入であったとすれば、AtermWG1800HPは当然のことながらPS4を見越したアップデートとなるのですが、何せIEEE802.11ac規格の「理論上最大で6.9Gbps」という数字の持つインパクトは絶大であり、FTTH通信の無線化においては紛れもない最適解の一つ。AtermWR9500Nに特段大きな不満があった訳ではありませんが、1階のホームゲートウェイから2階の角部屋へ無線を飛ばすにしては、我が家の敷設環境は悪過ぎました。

その為、今回はMac miniも含めて、自室のWi-Fiを全てイーサーネットコンバータ(子機)に集約。理論値1300Mbpsを実現するAtermWG1800HP親子機同士の5GHz帯通信を介して、Mac、PlayStation、nasne、AVアンプと、将来的には4つのLANポートを全て占有する予定です。

さて、NECが誇る「μ(マイクロ)EBG」「μ(マイクロ)SRアンテナ」といった先端技術を意欲的に投入することで、ハードウェアの特徴としてはカタログスペック以上の見所がある本製品。筐体サイズはAtermWR9500Nより半回りほど大きいながらも、よりスマートな印象を与えるスタイリッシュなデザインで、(Made in Chinaにこそ若干の惜敗感はあるものの)AtermWR9500Nに見られた立て付け強度面での不安、頼りなさはなく、非常にカッチリした作り。LED表示も見易く改善されており、ホームネットワーク機器としての完成度は全体的に上がっています。ブラッシュアップはソフトウェアにも及んでおり、例えば、AtermWR9500NのWi-Fi詳細設定はプライマリSSID、セカンダリSSIDをON/OFFするだけとかなり単純な、しかし面倒な仕組みだったのですが、AtermWG1800HPはオーナーSSIDの他にゲストSSIDとWEP専用SSIDのラベリングを個別に用意することで、アンテナ経路を3つに絞り、分かり易く整理しています。

なお、当社比()でのアベレージは、リンクアップ速度が700Mbps前後、実効速度はMac miniで300Mbps前後、PS3のインターネット接続テストでは65Mbps前後といったところ。PS3のインターネット接続テストはかなり過小に見積もられた数値が出ることで知られているので、家庭用ゲーム機という枠組みにおいては、実際にどの程度の速度向上が見込めるのかは、ぶっちゃけ分かりません。今回はとにかくMac miniにおける効能が際立っており、実におよそ10倍ものスピードアップを実現しているので、Webブラウジングと動画ストリーミングにおける高速安定化と回線極太化───その恩恵を実感する日々です。

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