2014年07月04日 (金)

BY50S|バッテリ交換断念の巻

Image:OMRON BY50S

大体4週間に一度のルーティンでチェックされるバッテリ自動テスト中の「カチッ、カチッ」といったスイッチ音が地味に心臓に悪いながらも、通常時には一切の無音空間にその身を鎮座し、停電時には不動明王の如く強力なバッテリ駆動で電源を供給。この間、バッテリ劣化状態の判定バグ [無停電電源装置(UPS) BY35S/BY50S/BY80S/BY120Sご愛用のお客様へ <お詫びとファームウェア更新のお願い>|インフォメーション|OMRON 無停電電源装置(UPS)] が判明し、ファームウェアの更新こそ必要だったものの、パーソナルユースのUPSとしては極めて高いレベルでの安定動作を実現し、心強いバックアップで価格以上の働きを見せてくれていたBY50S。

それが、就寝中に突如としてアラームが鳴り響き、心臓が跳ね上がったのが6月下旬のこと。部屋の灯りが点いているから停電ではないし、ステータスも平常運転を意味する「On」を表示している。落雷の瞬断でバグったのだろうか?が、よくよく見ると状態表示画面の下、バッテリ交換インジケータが点滅しているではないか。なんのことはない、バッテリが消耗していた訳ですな。しっかりお知らせしてくれるBY50Sさん優秀。

ブログのアーカイブを見てみると、本製品は2010年8〜9月に購入しているので [O.Z.K. » UPSを導入しました - OMRON BY50S]、稼働期間はおよそ4年弱。BY50Sは期待寿命4〜5年の長寿命バッテリを搭載していますが、インターネット上での報告を見聞すると、大体3年前後で劣化が見られる様子なので、それを考えれば、まずまず持った方ではないでしょうか。

個人で運用していると、この手のUPSはバッテリ交換時の取り扱いなどが色々と面倒そうなのですが(本体やバッテリに関してはオムロンの引取サービスがあるので、物自体の処分に困ることはないですが)、一応、BY50Sは現行品であり、この個体もまだまだ快調に動作しているので、今回は本体を丸ごと買い替えることはせず、交換バッテリのみを注文しました。向こう4年程度動作することを見込めば、BYB50Sのランニングコスト(約9,000円)もそれほど気になりませんね。

───が、これが実際には交換作業が想像以上にキツく、「始めから本体を丸ごと買い替えるべきだった」と後悔することに。作業手順マニュアルを読むとそれほど難しくないように見えるものの [BYB50S|製品情報|OMRON 無停電電源装置(UPS)]、バッテリケーブルのコネクタが固いのなんの。あまりの固着ぶりに、危うくケーブル諸共自分の指を破壊してしまうところでした。結局、1時間格闘してケーブルを引き抜けなかった為、交換は断念。まあ、大の大人であれば力任せに引っこ抜くことも可能でしょうが、非力な健康弱者や女性子供にはハードルの高い作業だと思います(えみつんくらい強ければ多分大丈夫)。自前での交換を考えている人は注意して下さいね。

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