2016年11月27日 (日)

ガンブレ3|BUILD RISING

本編の発売から半年を経て、この10月から来年の2月に掛けて、毎月リリースの大型追加DLC(拡張アップデート)が始まっているガンダムブレイカー3。

お世辞にも本作のプラットホームは優れているとは言えないので、3のシステムのまま拡張を施すのか、早晩に新作へと軸足を移すのかの判断は微妙な線だったと思いますが、一先ずガンブレチームは引き続き3にリソースを投入することを決めたようです。

申告通りのホームゲームですから、当然、速攻でシーズンパスは買いましたが、とにかく色々と不満や注文が多いのですよ、ガンブレチームに対しては。ユーザーからの支持も厚いゲームではあるのですが、なかなかその愛情に応えて貰えないもどかしさやジレンマというのも、傍目から見ていて伝わってくるのが開発とコミュニティの温度差です。

例えば、これは日本の大手企業全般に言えることかもしれませんが、とにかく広報が仕事をしない。アナウンスをしてくれないんですよ。数ヶ月ぶりにようやっと宣伝ツイートが投稿されたかと思ったら、肝心の拡張アップデートにおける調整内容に関してのパッチノートは存在しないとか、要するに情報公開も進捗報告もあったものではない訳です。丁度、第3弾DLCにおけるPSNの遅配ではSIEJAが絶賛放置プレイをかましてくれたので、この国では割と普通のことではあります。

基本的にゲーマーコミュニティにおけるユーザー側からの目線が絶望的に不足しているので、半年の空白期間にしても、もうちょっと頻繁に燃料が投下されていればゲーム熱を維持することだって可能だったはずなんですよ。挙げ句の果てには悠長な毎月リリースという販売形態をも含めて、本来であれば売れるはずのものも売れない───という機会損失をみすみす作り出すマネジメントは理解できません。

さて、それはそうと、メインスタッフ&キャストが引き続き続投するガンブレ3の拡張DLCでは、本編と同等規模のシナリオ・物量が投入されており、それぞれに見所のある内容は折り紙付き。特に今回、第3弾の出来映えは出色です。

シュールなミサパイ成分とシリアスな哀愁ヨロシク成分とのバランスが絶妙で、特に初代を遊んだことがあるプレイヤーにとってはノスタルジーを掻き立てる演出と舞台構成が秀逸。本編同様、かつて"男の子"だったおっさんには非常に染みるコンテンツとなっています。

Screenshot:ガンダムブレイカー3|ストレイド AST レッドドラゴン(シールドビット)
Screenshot:ガンダムブレイカー3|ストレイド AST レッドドラゴン(シールドビット)

リアルでは初代ガンダムブレイカーが発売されたのはおよそ3年前の出来事ですが、ガンブレ3の劇中では実に30年が経過しており、初代と3が地続きとなる世界観に彩りが加えられています。

近年、成長と勢いが著しいビルドファイターズとはまた異なる視点から、ゲームIPとしての地に足の着いたガンプラバトル設定を作り上げることに成功しており、ガンブレ3の企画と脚本は実に有能ですね。そして、相変わらず井口裕香女史がお上手ですこと。当人のキャラクター的に、色物というかネタ枠扱いされてしまうことが多いのはご愛嬌ですが、やはり達者な声優さんなんだと改めて思い至る今日この頃なのであります。

ちなみに、最近はシールドビットがマイブーム。先般のアップデートで、ビルダーズパーツ等の移動・回転・縮尺の調節幅については倍率が引き上げられているので、余計なオプションは機体のフレームに埋没させるのも容易になっています。それとは別に、ミッション遂行時、どうにも覚醒中は強制的にBGMが切り替わってしまうのが嫌で、必然的に最近はNTも覚醒封印縛りで周回するようになりました。脳筋万歳。

追伸

なお、これは以前、春先だったか夏前だったかの記憶は定かでありませんが、このブログに某掲示板からのリファラーがあった為、何処かで関連記事が晒されているのだろうことは察していましたが、はっきりとお断りしておきますが、私がPS4上で撮影したスクリーンショットをこのブログ以外に公開することは(少なくともこれまでは)一切ありません。これはガンブレ3に限らず、Destinyにしてもトロフィーコレクションにしてもそうです。なので、SNSにしろ掲示板にしろ、仮にもし私の名を騙って愛馬を晒している方がいらっしゃるのであれば、何卒、生温く見守り、ご理解頂けると幸いです。

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