2015年12月13日 (日)

Destiny|降り立ちし邪神 - SRL

3週間限定のPvPイベント、スパロー・レーシング・リーグが開催中。

新DLC発表への期待が大きかっただけに、PSXでのお披露目は海外の主要顧客層の間では紛糾事案だったようですが、実際に遊んでみると、これがなかなかどうしてちょっと癖になる面白さ。シンプルなギミックと中毒性のある手頃なスピード感が実に爽快。

3ラップ×1レースが5分ほどで消化できるので回転が早く、連戦が容易なだけに気付くと疲労困憊でえらいことになっていますが、なんちゃってワイプアウトな気分で楽しめる佳作コンテンツです。ユーザーの評判によってはこれっきり幻のイベントとなってしまう可能性もあるようですが、ゲームの幅も広がるので個人的には定期的に開催して欲しい、何なら常設してもいいくらいの内容だと思っています。

Screenshot:Destiny - TTK|EV-35 アークランナー

ただ、それに関連して、日本市場における最大の懸案はマイクロトランザクションである“シルバー”の導入が未定であること。恐らく景品表示法などの法律が壁となって調整が難航しているものと思われますが、Bungieは今後、大型アップデートやイベント開催によってコンテンツを主導し、DLCからマイクロトランザクションへの収益シフトを示唆しているので、国内においては死活問題となります。

現に、先達てのハロウィーンイベントでは早速シルバーコンテンツが盛り込まれ、中には期間限定の感情表現といった永続的な価値を持つミッションアイテムが日本でのみ購入できないという憂慮すべき事態をもたらしています。

現状のままではDestiny内で何かイベントが開催される度に日本のプレイヤーは閉め出しを食らうことになるので、それが今回のSRLで言えば、レーシングスーツやホーン、新型スパローといった各種レーシングキットのガチャということになります。

故に、SRLにおいて日本のプレイヤーは、S級ライセンス獲得時にランダムで入手できる新型スパローと、NF報酬でランダムに入手できるツールキットに全てを懸けることになります。当然、気に入らないカラーデザインが出たとて、目当ての音色のホーンが手に入らなかったとて、ガチャを回して再試行することはできません。この海外勢との格差は、正直、日本でギリギリ息吹いているDestiny人気を死滅させるのに充分な殺傷能力があるので、可及的速やかに、可能な限りの善処を、ぶんぎえ、SCEJA始め各方面には願いたいものです。

ということで、私はと言えば、この週末で何とかS級ライセンスをクリアし、新型スパロー「アークランナー」を入手。狙いとしてはボイド属性(玉兎)でも良かったのだけれど、まあ下手に原色カラーを引いてしまうことを考えれば黒一色というのも無難ではあるし、アークボルトのエフェクトにはケレン味があって見映えがするので、勿論、最大限の礼儀をもって有り難く使わせて頂くのであります。

それにしても、実際にレースで使ってみると、試乗しただけで明らかにそれと分かる走りやすさ。このべらぼうな制動と操縦性は草ですよ。こんなの相手に「スノースクリーム」や旧型スパローで1位を獲らなきゃいけないんだから、そりゃS級ライセンスも苦労しますわ。

ですが、その苦労に見合うだけのプレミアム感があるのが新型スパローだと思うので、やるからには是非S級ライセンスを、そして、例によってレイド行かない組にとっては光320装備が狙えるチャンスでもあるので、是非ランク評価3以上を目指して、この機会に金星と火星を走破してみては如何でしょうか。


Screenshot:Destiny - TTK|EV-42 ナイトスティード

ちなみに、現在人口が集中しているSRLでは珍しくスキルマッチングが機能しているようなので、レース過程で受注できる限定クエスト「策略とスピード」の完了報酬である「ナイトスティード」が事前に入手できていれば、S級ライセンスの取得ももう少し楽だったかもしれませんね。

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