2016年07月21日 (木)

Destiny|2/10年目の総括

気が早いですが、中規模の拡張DLC「鉄の章」でいよいよ3年目の雪原へと突入するDestiny。2017年には待望の続編のリリースが予定されているので、このタイトルでの(年を跨いでの)アップデートは恐らくこれが最後になるでしょう。

  • 累計プレイ時間:38日
  • 進行度:グリモア 4760 / 5020
  • キャラクター:ハンター330 / タイタン290 / ウォーロック290

Screenshot:Destiny - 2年目の成果|ハンター(レベルキャップ)
Screenshot:Destiny - 2年目の成果|ハンター(キャラクター装備)
Screenshot:Destiny - 2年目の成果|ハンター(キャラクター機器)

9月20日のスタートダッシュに向けて一ヶ月の猶予を見て戦線に復帰、一先ずは当面の汎用装備で光レベル320 / 335までのアベレージを確保しましたが、ブランクにも(そして新規にも)優しいのがこのホームゲームの良いところ。

それは廃人層にとっての物足りなさとも表裏一体である訳ですが、アップデートの合間合間に積みゲーを崩す余裕があるサイクル、即ち「日常生活のプレッシャーにならないように」というBungieの配慮は正しい。ゲーム体験に代え難い魅力があり、たまに触るとやっぱり楽しいDestinyがどうしようもなく最高だからこそ、多少の不満があっても世のガーディアンは定期的にホームグラウンドの土を踏みにタワーに戻ってくる訳ですからね。帰巣本能に抗わない隙間のある運営、ユーザーを縛らないスタンスが受け入れられているからこその好循環は、Destinyがこの一年、TTKの成功で確立した自信と実績です。

さて、一方の来たる「鉄の章」では、"遺書を書くレベル"として悪名を馳せた旧世代機を遂に完全に切り捨てたことが話題となっています。

現行機でのプレイヤー心理としては、「全機種で共通の体験を提供する」というBungieの意向故に、縱マルチはそっくりそのまま各種のゲームデザインの制約となって跳ね返ってくるもどかしさを感じる場面が多いので、もっと早い段階で見切りを付けて欲しかったというのが正直なところですが、反面、Destinyも一年目が有料βだったとすれば、本編の完成を見たのは二年目のTTK。旧世代機にもそれを提供できたのは顧客に最低限の義理を通す意味でも重要だったでしょうし、Destiny 2への架け橋となるこのタイミングでの現行機への全面移行は納得できるものです。

しかしながら、国内では最終的にシルバーが導入されぬまま終わったこともあり、この一年は日本のみが格差に見舞われる厳しい年だったと総括せざるを得ません。そして、いちゲーマーの人情としては、その咎が向けられるのは"ぶんぎえ"やActivisionではなくお膝元であるSIEJAです。

「独占を買い付けたくせにお前らは何をやっているんだ?」

人口拡大に尽力する訳でもなく、シルバーはご覧の有様、正直、彼らの不甲斐なさに腹を立てないプレイヤーはいないのではないでしょうか。仮に噂通り景品表示法などの法律がシルバー導入に際しての障壁だったとして、そこはSIEJAの裁量で供託金を積むなり、別途救済DLCを用意するなり、何かしらやりようがあったのではないか?と。彼らにとってDestinyはそういった迂回策を敢えて用意してやるまでもないビジネス───という足元が透けて見えるのが、今日の"でってにー"において最大のフラストレーションとなりつつあります。

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