2017年04月27日 (木)

Pt|Horizon Zero Dawn

正直なところ、KILLZONE 2の貯金だけで食っていたようなところがある最近のゲリラ、一発屋だとすら思われていたゲリラのことなので、先般レコメンド記事を書いておきながら、内心は気を揉んでいたのですよ、また何処かでやらかすのではないか、下手をすれば地雷さえ埋まっているのではないか、と。

が、そんな心配も、この圧倒的なプレゼンテーションの前では杞憂でしたね。革新的でこそないかもしれないが、やるべきことは全て堂々とこなしている───という実に在りし日のゲリラらしい質実剛健の出来映え。期待を遥かに上回る成果を叩き付けてくれた彼らの挑戦にまずは拍手を送りたい。ゼロから構築したオープンワールドでここまでの仕事が出来るというのは並大抵のことではないと思います。

Amazon.co.jp:Horizon Zero Dawn

優れたエンジンと圧巻のビジュアルで迫る、ただ散策するだけでも楽しい広大なフィールドと、細部まで練り込まれたストーリーライン、最終決戦の失速感を補って余りある、語り部たちによるRPGとしての雄弁な叙事詩......そして、何と言っても主人公アーロイが想像以上に魅力的であること。なんと健康的で美しく、頼もしい野生児であろうか。ネイサン・ドレイクの穴を埋めて余りある、新しいPlayStationのアイコンに相応しい風格さえ感じられる佇まいです。

オープンワールドとしては馴染みの深いオーソドックスなシステムを携えながら、原始と未来が交錯するような、器の異なる要素を扱う上での一貫性を失わず、実に新鮮なSF体験をもたらすのは、それこそキルゾーンで培われた職人芸の為せる匠か。

一方で、ゾイド(機械生命体)相手に真正面からやり合う狩猟の難易度は高め。チートじみた無敵鎧を入手できるのも最短で最終盤なので、故に、ガチンコに備えたサバイバルは不可欠。一撃の被弾が重く、レベル50でも油断していればあっという間にHPを削られるので、結果的に、プレイヤー自身の経験と成長がダイレクトに感じられる歯応えのあるバランスです。それこそ、古き良き時代のモンスターハンターを彷彿とさせるような芯のある調整で、そういう意味ではアクション自体に飽きが来ないスルメな作り。逆に言うと序盤はそれなりにしんどいので、情報で敵の動きをカバーしつつ、ステルス主体でテリトリーを切り開いていくことになります。

序〜中盤(メリディアン到達)以降、特に一通りの装備と資源が揃ってからは自然とランボースタイルにも躊躇がなくなってくるので、この辺りの導線というか、成長曲線の描き方は巧みだなぁと感心しきり。弓を引き絞り矢を射る感覚の小気味良さ、フィードバックの優秀さだけでなく、燃やす、凍らせる、痺れさせる、拘束する、部位破壊した武装を利用する、オーバーライドする、など、戦闘における戦術的アプローチの多彩さが本作の独自性に一役買っているのは間違いありません。

それにしても、ニーアからホライゾンへ、年間ベスト候補を立て続けにしゃぶり尽くすという、この流れはつくづく贅沢です。ことホライゾンのゴージャスなロケーションは印象的で、この作品が「ゲリラゲームズがキルゾーンフランチャイズで長年学んできたことの頂点に位置している」という評価は妥当と言わざるを得ない。

技術レベルでは先行していても、いつもゲーム自体には何処か穴があったゲリラ。野心と戦略に彩られたPS4世代を象徴する傑作は、同時に、SIE傘下のスタジオの中で、ゲリラゲームズが遂に名実共にノーティドッグやサンタモニカスタジオと比肩し得る王者に君臨するに至ったことを示唆しています。

ちなみに、先のエントリでも述懐していますが、元々自分はオープンワールドがそれほど得意ではないんですよ。苦手というのともちょっと違うのでニュアンスが難しいのですが、自由度が高いが故にやれることが膨大でしょう?サイドクエストやら収集やら探索やら、一区切り付けたい、キリのいいところまでやっちゃいたいと思ってもなかなか辿り着けないもどかしさが転じて、止め時が見付からない、のめり込んでしまう危うさというか。

気持ちが逸るタイプなので、ワンプレイで割り切れるところまでやっちゃいたいんですよ。だから、メインクエストそっちのけで装備の強化にかまけたり、お遣い要素に関しては中盤辺りで粗方平らげちゃう、なんてバランスの偏った遊び方にもなりがち。例えば、RPGで言うところの、推奨レベルよりも10も20も余分に経験値を稼ぎ、ステータスを完璧に揃えた上で、余裕を持って攻略を進めるあの感じが、オープンワールドだと要素が膨大な上に散らかっているので整理整頓が難しく、命が削れるので危険なんですよ。

なので、それはそれは見事なまでに、本作にも存分に命を削られましたが、それを補って余りある充足感ったらない。およそ20日を費やして累計プレイ時間は60時間に達しているのですが、このスケール感で徒労を一切感じないゲームというのも早々あるものではありません。

獲得したトロフィー

レベル:29(5%)

プラチナ:109
ゴールド:460
シルバー:1248
ブロンズ:4003

合計トロフィー数:5820

タイトル 達成率 (%)
【UP】Goat Simulator ↑100
【NEW】Horizon Zero Dawn ↑100
【UP】Minecraft: PlayStation 4 Edition ↑80

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