2007年07月14日 (土)

HCM Pro新製品情報:43-00 ジェガン

「機動戦士ガンダム00」シリーズが先行したことで欠番となっていた43-00のラインナップが公開され、「逆襲のシャア」シリーズから「ジェガン」の発売が決定しました。7月13日より店頭配布が開始されているハイコンプロカタログに最新情報が掲載されています。

・HCM Pro 43-00 RGM-89 ジェガン ……9月発売予定 予価2,625円

「ジム」シリーズの後継機種にして、地球連邦軍の量産型MS「ジェガン」が待望のラインナップ。CCAシリーズの一環として店頭告知されていたものの、その後、一向に音沙汰が無く、スルーされ続けていた不遇の「ジェガン」。ここに至って発売は絶望視されていただけに、カタログでの発表は意表を突くもので、何とも嬉しいサプライズです。これによって予定されていたタイムラインは全て消化され、CCAシリーズは一先ず完結を見ることになりました。

気になるお値段ですが、妥当に考えれば「ベースジャバー付き」であると予想されるものの、税込み2,625円という価格設定は明らかに割高。出るだけ良しとしたいところですが、HCM Proの定価は高騰の一途を辿っており、足元を見られている気がしないでもありません。

一方、肝心のプロポーションはといえば、CCAシリーズとしての整合性を優先した結果、良くも悪くもすっかりスタイリッシュなシルエットになってしまったのがHCM Pro版の特徴です。カタログにはラピッドモデルが掲載されていますが、バタ臭い設定画のイメージからは離れ、HCM Pro流の解釈で大胆なアレンジが施されています。マッシブでケレン味に溢れるプロポーションからは、連邦量産機に特有の野暮ったさは感じられず、垢抜けた印象が際立つ仕上がりです。

ちなみに、「量産型ズゴッグ」や「連邦カラーハイザック」すら発売されていない現状では、F91バージョンを含めたバリエーション機がリリースされる可能性は極めて低いと見通さざるを得ませんが、なんだかんだいっても間もなく通算50体目に差し掛かろうかというHCM Proだけあって、ラインナップは着実に充実してきていると言えるでしょう。それだけに、末端の顧客一人一人が「量産機バンザイ!」「非ガンダムタイプバンザイ!」と声を上げ続けることで、偏向したピックアップが少しずつでも改善されることを願って止みません。

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