2006年07月10日 (月)

HCM Pro担当者インタビュー第1回

「ハピネット・オンライン」のリニューアルオープンに合わせて、「ガンダマー・ドットコム」では、リニューアル特別企画としてHCM-Pro担当者インタビューを掲載しています。バンダイホビー事業部・企画開発チームの松岡さんに聞くインタビュー第1回目は「HCM-Proの誕生」。

http://www.gundamer.com/01/g20_06_07_hcm_01.html

「ホビー事業部がプラモデルの完成品を作ったらどういう商品になるか」という発想をコンセプトに、コレクション性を重視したプロットを経て立ち上げられたのが「HCM-Pro」。そこには「コレクションスケールトイ」としての性格や、80年代に発売された「ハイコンプリートモデル」との関連性などが伺えて、なかなか興味深い内容となっています。「プログレッシブ」の名を掌るブランドの開発姿勢は想像以上に柔軟なもので、1/200というサイズ定義を含めて、ラインナップは流動的に変化していく可能性を感じさせます。また、新たな表現の模索という意味では、技術的なファクター以上に開発チームの意識の高さが感じられ、ユーザーの要望に対して「空気を読んでいる」という印象を受けました。ただ、

「多少形が狂ってもいいからちゃんとカチッと止めたいです…。玩具として遊ぶときにグラグラしたら嫌だし…」

などは、なんともツッコミを入れたくなるフレーズ(笑)。いや、そこで妥協したらダメだろうと。最近の「マスターグレード」などを見ていると、例えば「立て膝」などといったアクションフィギュア的な可動ギミックを重視するあまり、結果的に造形バランスの破綻しているキットが散見できます。そういった、ともすれば本末転倒、ともすれば自慰的でさえある可動技術の誇示よりも、模型的なプロポーションをもっと大切にして欲しいと思うユーザーは少数派なのでしょうか。

ちなみに、1枚目の写真の奥には「クエス専用ヤクト・ドーガ」の姿が確認出来ます。発売は確定的と見て良さそうです。

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