2021年01月31日 (日)

NEC Aterm WG2600HP4

無線LANルータを買い替えました。

WG1800HPからWG2600HP4への更新。従来通り、親機×1、コンバータとして子機×1の組み合わせ。既存の環境を置き換えただけなので、目新しいことは特にありません。

WG1800HPは丸7年近く使用していましたが、ここ半年ばかりの間に速度・安定性の低下が見られ、月に数回程度通信が切断されるケースも出てきたので、完全に寿命を迎えてしまう前にご勇退と相成りました。

Atermの現行製品ラインナップではWi-Fi 6対応モデルがフラグシップとなるようですが、まだまだ価格が高いのと、対応機種が少ない現状ではオーバースペックだろうということで見送り。WG2600HP4はWi-Fi 5対応モデルの中でのプレミアムモデルということになりますね。

AirMacベースステーション時代の経験が原初体験として燻っているという前提はありますが、Atermは良く言えば質実剛健、派手さはないが性能のバランスが良く、速度と安定性に優れるという付加価値を買っているので、今後ともその評価に応えてくれるであろう働きぶりに期待。

前述の通り、既存の環境を置き換えただけですし、(ハードウェアの電源を入り切りすることなく簡単にクイック設定Webにアクセスできた先代までに比べて)保守が手間で面倒になった......ユーザーズマニュアル解りにくい......ACアダプタェ......という以外は何の問題もなく快適に過ごせているので、特に書くことがないですね。

追記1(2021.02.08)

200Mbps出ていれば良い方、という程度には速度が出ない。通信が切断されるケースは無くなったので、接続自体は恐らく低い方で安定している、はず。"はず"としか言えないのが難儀。

何かがボトルネックになっていると思われるのだけれども、そもそも近年増加傾向にある地域内での光回線の混雑具合にも影響されているだろうし、その光回線を宅内に引き込んでいるホームゲートウェイ回りも化石レベルの骨董品であるし、機器間のLANケーブルも今回からグレードを落とした物を使用しているし、そして勿論WG2600HP4が問題を抱えている可能性も完全には排除できないし、思い当たる節が多過ぎて課題を絞り込むのは容易ではない。

追記2(2021.06.15)

ここ2週間ほどで通信速度が急激に悪化し、100Mbpsを切るまでに落ち込む。インジケータの点灯を信じるなら本体が故障している気配はないものと思われるが、さりとて理由が分からない。

とりあえず対症療法を試みるしかないということで、ファームウェアのバージョンがv1.2.1になっていることを確認した上で初期化、再設定。改めて設定を見直した点といえば、時刻指定バージョンアップ機能を有効にしたことと、メインで使用している5Ghz帯の「オートチャネルセレクト機能」を「使用する(拡張)」に変更したくらい(従来は標準)。

ところが、これが後者の設定変更が効果覿面だったのか、即席のスピードテストでは下り400Mbps、上り200Mbpsにまで速度が改善。これまでもごく一時的に、一過性のトップスピードで300Mbps近い速度が出ることはあったものの、400Mbps超えは歴代の機種を含めても初めてのことで、はっきり言って異常。これが一過性のものでなく恒久的な数値として安定してくれるのだとすれば、我が家の無線LAN環境は劇的に改善されることになるかも。

追記3(2021.06.15)

時間に縛られるアップデートはやはり不自由だし居心地が悪いので、時刻指定バージョンアップ機能だけをOFFにしたところ、速度が200Mbpsにまで低下。やはり一過性の儚い夢であったか......と半ば諦念で時刻指定バージョンアップ機能を再びONにすると、400Mbpsオーバーにまでトップスピードが回復。どういうこと?リミッター解除のトリガーはオートチャネルの拡張ではなく、時刻指定バージョンアップ機能だったのか?あまりにも挙動が謎。

追記4(2021.06.15)

幸い接続が切れることはまずないが、気付くとトップスピードは100Mbps〜150Mbps程度にまで落ちている。再起動して復活することもあれば復活しないこともあり、特に特定の何かがトリガーになっている......という風でもなく、全く意味不明。ただまあ、この分では400Mbpsなんていう瞬間最大風速状態で通信が安定してくれることはないだろう。残念。

追記5(2021.06.17)

結局、寿命を迎えつつあったWG1800HPよりもアベレージでは速度が低下している始末なので、結果的にこの買い物は大失敗だったという訳ですな。そういう失敗をしない為のAtermの指名買いだったのにこの顛末とは、本末転倒というか、横着せずにもっとリサーチしてから購入すべきだった。

追記6(2021.06.27)

悪あがきということで設定を見直し、先代までのように自室の環境(MacとPS5を接続した子機)と家族のスマホ等々のアクセスポイントを周波数帯も含めて完全に分離。あまりにも挙動が謎なので確証はないのだけれど、どうもバンドステアリング機能が悪さをしていたようで、300〜400Mbpsものトップスピードは出なくなったが、アベレージでは200Mbps程度で安定し、再起動から半日ほどで100Mbpsにまで速度が落ち込むことは(少なくともここ一週間ほどは)なくなった。

追記7(2021.08.13)

アベレージでは調子が良くて大体200Mbps程度───というのがどうやらこの機種の我が家での目安らしく、再起動直後は軽く300Mbpsをオーバーして見せるのだが、2〜3日で大体200Mbps前後にまで落ち着いてくる。運が良ければそこで踏み止まり、運が悪ければ下降を続け150Mbpsを下回る。意味不明な挙動ではあるが、定期的に(それも短期間に)再起動が必要な無線LANルータなんて一体いつの時代の製品なんでしょうね。Atermへの信頼も地の底へ失墜する大失敗の買い物でした。

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