2005年07月29日 (金)

ホンダ、小型ジェット機を初公開

Photo:ホンダジェット

ホンダは28日、米ウィスコンシン州オシュコシュで開催中の航空イベント「EAAエアベンチャー」で、自社開発した小型ジェット機「ホンダジェット」を初めて一般公開しました。全長12.5メートル、操縦士を含めた6〜7人乗りの小型ジェット機で、飛行距離は最長約2000キロ。現時点では機体を含めたジェット機生産の事業化計画は未定とのことですが、日本の自動車メーカーとしては初となる一貫生産を目指すとしています。

ホンダの小型ジェット機、28日に一般公開

ホンダが、故本田宗一郎以来の夢と語る航空機事業への進出。戦後、航空機メーカーから自動車産業へ転身を果した例は多くありますが、乱暴に言ってその逆路を辿るというのは、これもテクノロジーへの挑戦でしょうか。世間では「ホンダスピリッツ」も失われて久しいと揶揄される昨今、“夢”とか“魂”とか、そういうフレーズにはとんと弱い私ですが、今のホンダに果たして純粋なチャレンジングスピリッツが眠っているのかは疑問。

新たな事業への挑戦が「素晴らしいことです」と胸を張って言える日が来るのは、そんな羨望の先にホンダが戻るのはいつのことか。その為にも、この成果がまた次の目標への活力となり、良いフィードバックが得られるといいですね。

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