2005年10月13日 (木)

Apple決算、過去最高の売上高と純利益を記録

米Apple Computerは10月11日に同社第4四半期(7〜9月期)決算を発表しました。売上高は36億8000万ドル、純利益は4億3000万ドル(1株当たり50セント)で、いずれも過去最高を更新したとのこと。前年同期の業績は売上高23億5000万ドル、純利益1億600万ドル(同13セント)でした。

Apple、同社史上最高の売上高と利益を記録

第4四半期中の出荷台数は、「iPod」が645万1000台で前年より220%増加、「Mac」は123万6000台で同48%増加したという。2005年度通期では、売上高が前年より68%増えて139億3000万ドル、純利益は同384%増の13億3500万ドルとなっています。

業界のデファクトスタンダードとして揺るぎない地位を確立している「iPod」、その快進撃に支えられて、Appleは空前の絶頂期を迎えています。出荷台数では、この期に及んでなお「iPod」が圧倒的な伸び率を示していて、素晴らしく好調な様子が伺えます。一方で、「Mac」にしても堅実な増加傾向が見て取れるのがポイント。ブランドのシナジー効果は、製品の訴求に少なからず影響を与えているということでしょうか。

ただ、「Mac」に関しては、Intel Macへの移行に際してしばらくは買い控えも予想されるので、駆け込み需要後の一定期間の反落は折り込んでいるはず。とはいえ、「iPod」の勢いはちょっとやそっとでは収まりそうもないので、継続したイノベーションが望めるのであれば、Macブランドの間隙を縫ってなお、Appleにとっては長期的に見てさほど打撃はないのかもしれません。

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