2008年05月05日 (月)

Adobe「Open Screen Project」を発表

AdobeはFlashをオープン化し、携帯電話やテレビなど様々なハード上でリッチコンテンツを扱える様にする「Open Screen Project」を発表しました。同プロジェクトはAdobe AIRにも対応予定です。

Adobe、「Open Screen Project」でFlashをオープンに

「Open Screen Project」では、パソコン、携帯電話、家電など各種の機器間で一貫したFlash実行環境を実現することを目指しており、コンテンツ開発者が多用なハード向けに同一のFlashコンテンツを提供出来るようになることを目的としています。それに伴い、同プロジェクトではFlash技術のオープン化の一環として、

・SWF及びFLV/F4V仕様の使用制限撤廃
・Adobe Flash Playerのデバイス移植に必要なレイヤーAPI、及びネットワークプロトコル(Adobe Flash Castプロトコル、AMFプロトコル)の公開
・ライセンス料の撤廃
・デバイス向けFlash Player及びAdobe AIRの次期メジャーリリースの無料化

などの様々な改革を打ち出しています。

家電に載っているFlashというのも俄には想像出来ませんが、協賛企業の面々を見ると、これで例えば携帯電話での普及には足掛かりが出来た様に思えます。メモリや回線の問題はあるにせよ、高品質なFlashコンテンツが携帯端末で視聴出来る様になれば、将来的にはYouTubeやニコニコ動画のモバイルも可能になるのではないでしょうか。更には、Adobe AIRさえも搭載される展望があるので、同社による一連の動きが徐々に加速しつつある感じです。

一方で、今回の戦略の背景に何があるのかは憶測するしかありませんが、やはりMicrosoftのSilverlightの存在は看過できず、彼らがAdobeの尻に火をつけたと解釈するのが妥当な展開です。仮想敵とするにはまだまだ普及している実感が湧かないSilverlightですが、Flash独占の牙城が崩される前に、パソコンの数倍以上にも上る“スクリーン”が存在するマーケットに働きかけ、オープン化による囲い込みを急ぐ、ということなのでしょう。或いは、動的なウェブページを作るのに必ずしもFlashを用いる必要がなくなったWeb 2.0の機運が、Flashの生き残りを懸けた模索の一手を後押ししたのかもしれません。となれば、Silverlightを駆逐するには余りある"Write once, Run anywhere"の実現も夢ではなくなります。PDFオープン化以上の衝撃をもたらしたFlashオープン化も時期が遅過ぎた感は否めませんが、ある意味ではこれも競争による健全化の一端なのかもしれませんね。

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