2005年10月31日 (月)

資生堂「ナノブロック」発売

資生堂は、インフルエンザウイルスの感染力を抗体反応で失わせるマスク「ナノブロック」を11月中旬から売り出し、マスク市場に本格参入するとのこと。日用品事業の強化策の一環で、急伸中の市場に高機能商品を投入し、シェア拡大の足がかりを掴むのが狙いだという。全国の調剤薬局で扱い、来年2月までに10万個の販売を目指すとしています。

インフルエンザウイルス撃退マスク 資生堂が発売

昨今のマスクの進化には目を見張るものがあります。一昔前までは、一見どれも代わり映えしない四角い布マスクが主流だったのに、今や医療用と見紛うばかりの、見た目にも機能性にも趣向を凝らしたゴツいマスクがゴロゴロ。何がここまで急進的な変化をもたらしたのかは分かりませんが、ここ数年で市場はすっかり様変わりしました。

今回、資生堂が発売する「ナノブロック」は、ダイキン環境研究所が開発した「バイオ抗体フィルター」を利用していて、すり込まれた抗体が代表的なインフルエンザウイルスと免疫反応を起こし、感染力を失わせるというハイテクマスク。しかし、その分、お値段は少々張って、7枚入りで1,365円。これを高いと見るか安いと見るかは微妙なところで、予防接種の一本でも済ませてしまった方がお得だったりするかもしれません。でも、二十三重の備えあれば憂いなし、予防接種も万能ではありませんし、我が家ではこの冬の必需品ですね。

しかし、他方では鳥インフルエンザの脅威が叫ばれ、いつ訪れるかも知れない変異型ウイルスのパンデミックが空恐ろしい今日この頃。「秋冬は俺の空!」とばかりに、この時期はノスタルジックな黄昏を誘う大好きな季節だけど、近頃はどうにも物騒でいけない。

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