トヨタ、「レクサスSC430」をSUPER GTに投入
Posted by ramhorn05j
トヨタは、来シーズンのSUPER GTシリーズに、従来の「スープラ」に加えて、「ソアラ」の改良型として新発売された高級スポーツクーペ「レクサスSC430」を投入します。GT参戦マシンは、4480cc / 480馬力以上に性能をアップしたV8エンジンを搭載し、GT500クラスに当面はチーム・トムスなどを中心に4台程度出場させるとのこと。
まだまだ開発途上のマシンで、性能は十分でないという「レクサスSC430」。しかし、富士スピードウェイでのシェイクダウンでは安定したコーナリングを披露していたといい、フォルムからして、日産「フェアレディZ」に近しい性格を予感させます。しかし、これがトヨタスポーツのフラッグシップを務めてきた「スープラ」に取って代わる後継車両であると考えた時に、「レクサスSC430」という名前には力不足の感が否めません。日本での“レクサス”ブランドの認知度からしても、トヨタの看板を背負うにしてはいささか矮小で、その確信性には疑問符が付きます。
とはいえ、次代を担う進行形のマシンとして、他に適当な車両が思い当たらないのも事実であり、得てして広告事業としてモータースポーツを展開するトヨタとしては、ブランドの普及や育成をも鑑みた上での、戦略的投入なのでしょう。もはや時代遅れとなった感のある「スープラ」に固執するよりはずっと前向きなことで、今回の新車投入は素直に歓迎出来るものだと思います。何より、格好良さげだから善し！
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