2006年09月26日 (火)

「デビルメイクライ」アニメ化、2007年春放映

先日開催された「東京ゲームショウ 2006」で、カプコンの人気アクションゲームシリーズ「Devil May Cry(デビルメイクライ)」のテレビアニメ化が発表されました。制作は、ここのところ話題作を連発しているマッドハウス。作品は全12話で構成され、2007年春からWOWOWにて放映予定。

ゲームでは語られることのなかった主人公ダンテの日常が明かされる。

原作:カプコン(『デビル メイ クライ』プレイステーション2用ゲームソフト)
監督: 板垣伸(『BLACK CAT』『砂ぼうず』他)
キャラクターデザイン:阿部恒(『ちょびッツ』『ガンスリンガー・ガール』他)
シリーズ構成:井上敏樹(『DEATH NOTE』『仮面ライダー555』他)
脚本:井上敏樹
   菅正太郎(『攻殻機動隊S.A.C.』『交響詩篇エウレカセブン』他)
   森橋ビンゴ(『デビル メイ クライ 3&4』(ゲーム))
   榊一郎(『スクラップド・プリンセス』(小説)『ストレイト・ジャケット』(小説))
アニメーション制作:マッドハウス(『DEATH NOTE』『時をかける少女』『NANA』他)
製作:Devil May Cry製作委員会

Devil May Cry :: デビルメイクライ

カプコン・ブースでは、PS3「デビルメイクライ 4」の試遊コーナーが連日盛況でしたが、今回のテレビアニメ化は、DMCに関連する“サプライズ発表”として用意されていた企画です。カプコンは、「ロックマンエグゼ」や「ビューティフルジョー」など、これまでにもゲームとアニメを連動させた企画で実績を残していますが、海外での人気が高いDMCだけに、アニメ版の制作は海外市場をも視野に入れたものとなりそうです。

シリーズのメディアミックス展開としては、PSP版、ハリウッド映画版といった企画が立ち消えになる中で登場したテレビアニメ版。しかし、ファンの声は必ずしも好意的なものばかりではありません。DMC4の公開によって、例えば「デビルメイクライ=ダンテ」といった固定観念、その土台は既に揺らいでいる状態ですが、何より世界観の崩壊を恐れるという点で、特に、私のような原理主義者にとっては、1ダンテとは異なるダンテ像を築き上げてしまった森橋ビンゴ氏が脚本を手掛けること、また、原作クラッシャーとして名高い井上敏樹氏がシリーズ構成・脚本に参加していることが、大きな不安材料となっています。

定評のあるマッドハウスが手掛けるアニメ版DMC、全12話という短期スケジュールの中でどのようなダンテが描かれるのか、要注目です。

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